なぜワトニーが陽性? ガルシア「彼より感染しそうな人は大勢いるのに」
更新日:2020/06/21 16:41
掲載日:2020/06/21 16:00
セルヒオ・ガルシア(スペイン)が20日、新型コロナウイルスの検査で陽性となったニック・ワトニー(米)について「彼はツアーの中でも良い奴だから残念。彼より感染しそうな人は大勢いるのに、彼が感染してしまった」とコメントをした。米ゴルフワールドが報じている。
18日から始まった米男子ツアーのRBCヘリテイジ(米サウスカロライナ州/ハーバータウンGL)。ワトニーは大会前の検査では陰性だったが、2日目の朝に体調不良を訴え、再度検査を受けたところ陽性となり棄権となった。
ガルシアの「彼より感染リスクのある人は大勢いるのに」という発言は誰のことを指しているかは不明だが、「(コース外には)動物園みたいに人がたくさんいる。車での移動中に見たけれど、ビーチもレストランも満員。感染してしまうのは偶然ではないと思う」とジャステイン・トーマス(米)が発言していることから、コース外の状況が安全ではないということだろう。
ガルシアがワトニーを心配しているのは本当に仲がいいから。先週のチャールズ・シュワブ・チャレンジ終了後、2人はガルシア所有のプライベートジェットで一緒にハーバータウンへ移動していた。
「到着時に受けた検査では2人とも陰性だった。それから数日して陽性になったので驚いている。私は昨日(2日目)の検査でも陰性だった。これがもし陽性だったら週末にプレーすることできず失望していたと思う。ニックのことは本当に信じられない。良き友達で私のことを心配してくれるし、もう何度もメールで謝られた」と、3日目を終え通算13アンダー8位タイのガルシアは気遣った。
なお、ワトニーはサウスカロライナ州から移動はできず10日間の隔離生活に入っている。