復帰のタイガー・ウッズ 無観客の静寂は「異世界」も「勝ちに行く」
更新日:2020/07/15 13:25
掲載日:2020/07/15 13:15
16日開幕のザ・メモリアル・トーナメント(米オハイオ州/ミュアフィールド・ビレッジGC)でツアーに復帰するタイガー・ウッズ(米)が無観客開催について語った。
今大会を過去5度制しているウッズ。1999年の14番、2012年の16番でのチップインはウッズの咆哮とギャラリーの熱狂が入り混じった大会のハイライトとなっている。
しかし今年は新型コロナウイルスの影響でシーズンの残り大会がすべて無観客開催に。これについてウッズは「私のキャリアのほとんどで私の周りには人が居て、観客が叫んだり、カメラクルーやメディア、ギャラリーにたくさんの動きがあった」とコメント。
そして「ここ数週間の選手たちのプレーを見る限り、それとは異なっていた。若い選手の中には特に変わっていないと感じる選手も居るだろうが、年齢が上の選手にとっては目を見張るものがある」とし、静寂のコースを「異世界」と表現した。
それでも6度目の大会制覇、そしてツアー新記録の通算83勝目を狙うトーナメントに向けては「勝ちに行く」と力強く語った。
今年はコースでの熱狂はないかもしれない。だが、ウッズがツアーの歴史を塗り替える偉大なる記録を打ち立てた際には、世界中のリビングルームから歓喜の轟音が聞こえてくるだろう。