中国のリ・ハオトン「自信はなかった」 首位で全米プロ3日目へ
更新日:2020/08/08 11:54
掲載日:2020/08/08 11:52
全米プロゴルフ選手権(7日/米カリフォルニア州/TPCハーディングパーク)の第2ラウンドが行われ、単独トップは中国出身のリ・ハオトン。5アンダー65を記録し、通算8アンダーで決勝へ進む。
中国の選手と言えば、元女子世界ランク1位のフォン・シャンシャンが最も有名だが、欧州ツアーで戦うリも、ジョーダン・スピース(米)が制した2017年の全英オープンで単独3位に入り、欧州ツアーでは通算2勝を挙げている。
2018年のオメガ・ドバイ・デザート・クラシックではローリー・マキロイ(北アイルランド)に競り勝ち、男子の中国人選手としては初の世界ランクトップ50入り。また、昨年は松山英樹らとザ・プレジデンツカップに出場した。
しかし、ここ1年以上はトップ10入りもなく現在世界ランクは114位。特に今年は新型コロナウイルスの影響でほとんどプレーしていない。欧州ツアーが主戦場なため米男子ツアーでは7月のザ・メモリアル・トーナメント(予選落ち)に出たのみ。だからこそ本人は全米プロでのプレーに驚いている。
「全く自信がなかったから、このようにプレーできるなんて思っていなかった。期待もしていなかったよ。だって、ここ数か月は家にいて何もしていないからね。ただ、楽しもうと思っていただけ」
男子のアジア人メジャー覇者は2009年の全米プロを制したY・E・ヤン(韓)のみ。リが優勝すれば11年ぶりの快挙となるが果たして。