松山英樹「10年前にプレーできたことは心に残っている」一問一答/マスターズ3日目
海外男子メジャーのマスターズは10日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7,475ヤード・パー72)で第3ラウンドが行われ、松山英樹は1イーグル、5バーディ、ノーボギーの7アンダー「65」をマークし、通算11アンダー単独首位。ラウンド終了後に公式会見に臨んだ。
―中断中は何をしていたか
ゲームをしたりと何も特別なことはしていないです。
ー4打のリードがあることについて
全然想像してプレーはしていなかったですが良いプレーができました。明日も今日の朝と同じような感情でプレーできたら良いなと思います
ー18番のサードショットについて
ダウンヒルで雨で少しウェットになっていて、逆にボールが滑ってくれると思ったので、低めに転がして上手く寄せることができました。
―優勝すれば日本男子初のメジャー覇者になるが、どんな意味を持つ
どうか分からないので、とにかく全力を尽くしたいと思います。
―ザンダー・シャウフェレと日本語で話していた
そんなに多くの会話はないですが、日本語の冗談を言ったりしてくれるので、そこで笑ったりしました。
―アジアパシフィックアマで優勝してマスターズ初出場を果たしたが、ここまでの道のりをどう思う
初めて来た時に震災があり、ここに来れるか分からなかったですが、ここに来てローアマチュアを獲ることができて、そこでこの場を経験していなければ今の自分は無いと思っています。そういう意味では10年前にプレーできたことは心に残っています。
―アマチュアの時に60台で回っていた
今でも覚えているのが、スティーブ・ストリッカーが9番を終わった後にナイスプレーと言われたのを今でも残っていますし、オーガスタで60台で回るのは凄いことなんだなと、その時改めて思いました。
―子供の頃のマスターズの思い出
一番最初に見たのはタイガー・ウッズが優勝したところです。16番のチップインもテレビで見ていました。そういう思い出はあります。この位置にいれることは嬉しいですし、良いプレーができるように準備したいです。
―10ラウンド連続でオーバーパーがないが、その理由は
分からないです(笑)。でも良いプレーを続けられるように頑張りたいです。
―コロナで日本の報道陣が少ない分、プレッシャーはあまり感じられない
これは言って良いのか分かりませんが、このマスターズだけは日本のメディアの方も来てくれるので、その中で囲み取材は苦手ですし、大勢に囲まれるのが苦手です。去年からコロナになって少し人数も少なくなっているので、自分的には凄く楽になっています
―中断前のティーショットについて
中断する前に今週で一番悪いドライバーショットを打った後に、中断だったので、これ以上悪いショットは無いだろうと思っていました。
―15、16、17番で使用したクラブは
15番はティーショットもセカンドもほぼ完璧でした。16番は8番アイアンで、17番はピッチングウェッジ。15番の5番アイアンのセカンドショットが一番良かったです。
―オーガスタで「65」は自己ベストスコアですが、どこが成長した
あんまり成長を感じたことはないので分からないです。
―4年間勝てていない理由は
色々な問題はあったと思いますが、今年からコーチをつけて自分一人で何がダメとかフィーリングだけでやっていた部分を、自分が正しいと思い過ぎていて、今は客観的な目を持ってもらいながら、自分が正しい方向に進んでいると思っています。今年は良い成績が出ていないですが、今週は良いプレーができているので、明日もできると思って準備したいと思います。