18年全英覇者F.モリナリ、完全復活への思いを語る「自分自身を改革」
イタリア出身の39歳フランセスコ・モリナリが、完全復活への思いを語った。米ヤフースポーツのウェブサイトが伝えた。今週は2018年のクイックン・ローンズ・ナショナルで勝ったTPCポトマック at アヴェネル・ファーム(米メリーランド州)が舞台の米男子ツアー、ウェルズ・ファーゴ選手権に出場する。
モリナリは2017-18シーズンにキャリアの絶頂期を迎えた。5月に欧州男子ツアー(現DPワールドツアー)のBMW PGA選手権を制すと、7月のクイックン・ローンズ-でタイガー・ウッズ(米)らを抑えて米ツアー初優勝。さらに同月の全英オープンでイタリア勢として初のメジャーチャンピオンに輝くと、9月のライダーカップでも5戦全勝の成績でヨーロッパチームの勝利に貢献した。
だが、2018-19シーズンは3月のアーノルド・パーマ―招待で優勝、4月のマスターズで5位タイを記録したものの、それ以降はトップ10入りなし。新型コロナウイルスの世界的流行により中断を挟んだ2019-20シーズンもトップ10入りゼロに終わると、2020-21シーズンも不振が続いてプレーオフシリーズ進出を逃した。
今季も10試合でトップ10入り1回と苦しい戦いが続いている。それでも家族をロサンゼルスに移住させ、新しいスイングコーチに迎え入れたモリナリは、ようやく正しい方向に向かっていると感じているようだ。「2018年の自分とは色々な意味で大きく変わっている。自分の道を取り戻そうとしているんだ。周りには新しいチームがいて、自分自身を改革しようとしている。楽しいよ。新しい挑戦だし、どこまでいけるか楽しみだね」と復活にかける強い気持ちは失っていない。
5日に幕を開けるウェルズ・ファーゴ選手権は、大会3勝で前回王者のローリー・マキロイ(北アイルランド)、全米オープン覇者のウェブ・シンプソン(米)と予選ラウンドをプレーする。