プレジデンツ杯 松山英樹の世界選抜は24年ぶり勝利目指す
世界選抜と米国選抜による対抗戦、ザ・プレジデンツカップは、22日に米ノースカロライナ州のクエール・ホローC(7,571ヤード・パー71)で開幕。松山英樹が24年ぶりの勝利を目指す世界選抜の一員として5大会連続5度目の出場を果たす。
1994年に始まった今大会は、米国選抜の11勝1敗1分と世界選抜が勝利したのは1998年大会のみ。その当時のメンバーは丸山茂樹、尾崎直道、アーニー・エルス(南ア)、ニック・プライス(ジンバブエ)、グレッグ・ノーマン(豪)ら。前回2019年大会は3日目終了時点でリードしていたが、最終日に逆転を許して21年ぶりの優勝を逃した。
今年の世界選抜はトレバー・イメルマン(南ア)が主将を務める。メンバーはまずキャメロン・スミス(豪)、松山、イム・ソンジェ(韓)、ホアキン・ニーマン(チリ)、トム・キム(韓)、コーリー・コナーズ(カナダ)、アダム・スコット(豪)、ミト・ペレイラ(チリ)が自動選出されたが、ここからLIVゴルフに出場したスミスとニーマンが除外に。
キャプテンピックとしてクリスティアーン・ベザイデンホウト(南ア)、キャム・デービス(豪)、キム・シウ(韓)、李京勲(韓)、セバスチャン・ムニョス(コロンビア)、テイラー・ペンドリス(カナダ)の6名を加え、全12名が出揃う形となった。全英オープン覇者で現世界ランキング3位のスミスが抜けたことで、日本の松山には世界選抜をけん引する“エース”としての活躍が期待される。
一方、デービス・ラブIII主将率いる米国選抜は、世界ランク1位のスコッティ・シェフラー、パトリック・キャントレー、ザンダー・シャウフェレ、サム・バーンズ、ジャスティン・トーマス、トニー・フィナウ、マックス・ホーマ、ビリー・ホーシェル、ケビン・キスナー、コリン・モリカワ、ジョーダン・スピース、キャメロン・ヤングの豪華布陣で9大会連続優勝に挑む。
12選手の平均年齢はチーム史上最年少の29.6歳。26歳のシェフラーが初出場となる大舞台でどのようなプレーを見せてくれるか楽しみだ。また、3度目の出場となるトーマスもクエール・ホローCで開催された2017年全米プロゴルフ選手権でメジャー初優勝を飾っており、久々の勝利を狙う世界選抜にとっては大きな壁として立ちはだかる存在となりそうだ。
メンバーを見ると米国選抜に分があることは間違いないが、世界選抜はどこまで食い下がれるか。国と地域の『威信』をかけた戦いがいよいよ始まる。
<試合形式>
初日:フォアサム5試合
2日目:フォアボール5試合
3日目午前:フォアサム4試合
3日目午後:フォアボール4試合
最終日:シングルス12試合
*フォアサム(1つのボールを2人が交互に打ち合う)
*フォアボール(2人がそれぞれ自分のボールでプレーし、ホールごとに良いほうのスコアを採用)