B.ケプカが世界トップ100から姿消す “DJ”も時間の問題?
メジャー4勝を含む米男子ツアー通算8勝で、現在はLIVゴルフでプレーするブルックス・ケプカ(米)が、約9年ぶりに世界ランキング(OWGR)トップ100から姿を消した。
“メジャーハンター”として知られるケプカは2020年2月時点でナンバーワンの座に君臨していたが、昨年6月に世界ランクポイント対象外のLIVゴルフに加入したことで最新ランキング(12日付)で102位まで下降。移籍後、ランキング対象試合でのプレーは全英オープンとアジアンツアー2試合の計3試合にとどまっている。
LIVゴルフに加入したビッグーネームでは、全米オープンチャンピオンのブライソン・デシャンボー(米)も先月に約5年半ぶりにトップ100外に。米ツアー歴代8位タイの通算45勝(メジャー6勝)を誇るフィル・ミケルソン(米)に至っては、昨年12月にプロ転向した1992年以来約30年ぶりにトップ200から外れると、現在は352位まで順位を落としている。
また、現在100位のルイス・ウーストハウゼン(南ア)、99位のアニルバン・ラヒリ(インド)、94位のポール・ケイシー(英)も来週にはトップ100から転落する見込み。1986年のランキング制度導入以降、史上3番目の通算135週にわたって王座に座った“DJ”ことダスティン・ジョンソン(米)も62位までダウンしており、同じ運命を辿る可能性は高いと言える。
現行のランキングシステムについては、ミケルソンや同じくLIVゴルフでプレーするグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が「信頼性に欠けている」などと苦言を呈しているが、英テレグラフなどの報道によると、今年1月にPGAツアーとDPワールドツアーの両会長がLIVゴルフがOWGRに申請中のポイント獲得問題の議論から外れたことで、今後の適用動向は4大メジャー主催者に委ねられている状況のようだ。