T.ムーア、病を乗り越え掴んだ初V「もし空港に行っていたら…」
更新日:2023/03/20 16:41
掲載日:2023/03/20 00:00
テイラー・ムーア(米)が米男子ツアーのバルスパー選手権(米フロリダ州/イニスブルック・リゾート コッパーヘッドC/7,340ヤード・パー71)でツアー初優勝を手にした。
最終日を2打差4位タイから出たムーアは16番で約8メートルのバーディパットを沈めるなど「67」を記録。後続のジョーダン・スピース(米)、アダム・シェンク(米)らが伸ばし切れず、通算10アンダーでトロフィーはムーアへ。
実はムーア、2019年の春に大きな出来事があった。次の試合会場に移動するため空港に向かっていたのだが「あれは神のお告げだった」と途中で空港ではなく緊急治療センターに向かった。そこで肺気胸を患っていることが分かり、治療をしたからこそ今回の優勝がある。
「もし空港に行っていたら、この場にはいなかったと思う」とムーアは今回の勝利で世界ランキングは103位から49位に上昇。来月から始まるメジャー大会でも輝けるか注目だ。