S.シェフラー、年間王者にパリ五輪金に逮捕など「一生分をプレーしたみたい」
更新日:2024/09/02 16:36
掲載日:2024/09/02 16:34
スコッティ・シェフラー(米)が米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ツアー選手権(ジョージア州/イースト・レイクGC)で今季7勝目を挙げ、自身初の年間王者に輝いた。
シェフラーがポイントランク1位で今大会を迎えたのは今回が3度目だった。一昨年はローリー・マキロイ(北アイルランド)、昨年はヴィクトル・ホヴランド(ノルウェー)に敗れたが今回は見事に逃げ切った。
一昨日と昨年は「シーズンの顔」を決めるのは難しかったが、今年はシェフラーしかいない。ザンダー・シャウフェレ(米)がメジャー2勝を挙げたが、シェフラーはマスターズを含む7勝に加え、ツアー外競技だがパリ五輪で金メダルを獲得と明らかに今年の顔であり、ツアー選手権を戦わなくても年間王者でいいほどの活躍だった。
また、全米プロでは第2ラウンドのスタート前に会場付近で交通事故が起き、シェフラーは警察官の指示に従わず車を進めたことで逮捕され約1時間後に釈放。そんなことがあっても8位タイに入り、その強さを見せつけた。
今季の獲得賞金は約42億円、年間王者のボーナスが約36億円、コムキャストビジネスツアートップ10のボーナスが約12億円と合わせたら90億円を超える。「今シーズンは一生分をプレーしたみたいだった」と振り返ったシェフラー。来季もこのまま行ってしまうのか、注目だ。