M.マッカーティ、下部から昇格してすぐに勝利「色々なことが一気に来た」

　ユタ州のブラック・デザート・リゾートGCで開催されたPGAツアーの新規大会、ブラック・デザート選手権。同州で試合が行われるのは1963年以来ということもあり、多くのギャラリーが駆けつけた。

　そんな大会でツアー初優勝を飾ったのは26歳のレフティ、マット・マッカーティ（米）だ。下部ツアーで7月に1勝、8月に2勝を挙げ、ポイントランク1位で来季のPGAツアーカードを獲得。前週大会と今大会には年間3勝の資格で出場し、「この数か月は色々なことが一気に来て、今でも興奮が収まらない」と昇格2試合目にして勝利を手にした。

　レギュラーツアーに昇格してすぐに（同一年に）勝利を挙げたのは2005年のジェイソン・ゴア（米）以来、史上2人目の快挙となった（ちなみに下部で年間3勝を挙げて昇格した選手はマッカーティを含め13人いる）。

　2022年から下部ツアーで戦い、1年目は「あまり飛ばなかった」ことで苦しんだが、この数年は「たくさん食べて体作りに努めた。遅咲きだと思っていたから人一倍の努力が必要だった」とレギュラーツアーでも戦えるように鍛えたことが実を結んだ。