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渋野日向子「アメリカではキャリーが大事」 松山英樹と同じ「スリクソン Z-STAR XV」ボールにスイッチ

更新日:2025/02/03 10:26
渋野日向子「アメリカではキャリーが大事」 松山英樹と同じ「スリクソン Z-STAR XV」ボールにスイッチ
スリクソン Z-STAR XVボールを使用する予定の渋野日向子(写真:Ryo Uozumi)

 

 ダンロップの住友ゴム工業は3日、渋野日向子とゴルフ用品使用契約を締結したと発表。先月17日に発売されたボール「スリクソン Z-STAR XV」、スリクソンのグローブ(GGG-S028)を使用する。

 今年で米女子ツアー本格参戦4シーズン目を迎える渋野。クラブはプロ入り以来使用してきたピンを離れてフリーとなり、様々なメーカーのモデルでプレーするようだが、ボールについてはスリクソン Z-STARシリーズを使用する。

 昨年5月の最終週に開催された全米女子オープン。その練習ラウンドで、渋野はスリクソンのハイブリッド(#3、#4、#5)をテストし、即実戦に投入。初日の15位から、5位、4位とじわじわ順位を上げると、2度目の大会制覇を果たした笹生優花らと最後まで優勝争いを演じ、結果的に昨シーズンのベストフィニッシュとなった単独2位に入った。その3本は今も渋野のバッグに入っており、今回のボール契約は、スリクソンのクラブをきっかけに生まれた縁とも言えそうだ。

 ただ、渋野によると、スリクソンのボールを使うのは今回が初めてではないという。「(8歳で)ゴルフを始めた時に通っていたのが、地元のダンロップのジュニアゴルフスクールだったので、ボールもクラブもスリクソンを買って使っていました。クラブはゼクシオを使った時期もあったけど、ボールは高校までずっとスリクソンで、『スリクソン Z-STAR』がお気に入りでした」。

 ツアーボールの「Z-STAR」は、3機種あるシリーズの中で最も打感がソフトで、アプローチでスピンが入るモデル。ただ、今回契約するにあたり渋野が選んだのは、松山英樹も愛用する飛距離重視の「Z-STAR XV」だ。「XVにするか、STARにするか、すごく悩みました(苦笑)」という渋野。「XV」を選ぶ決め手となったのは、ドライバーの弾くような打感と飛距離だった。

「初めてテストした時、弾道は自分のイメージより高かったのですが、キャリーで240ヤードは飛んでいました。やっぱりアメリカではキャリーが出るのが大事なので、その点はすごく印象がよかったです」。

 また、パターの打感が、自身がイメージする初速とマッチするのも「XV」に決めた理由だという。

 クラブ、ボールに加え、ヘッドギアもアディダスに変え、まさに心機一転、装いも新たに新シーズンのスタートを切る渋野。改めて今シーズンの目標として掲げた「アメリカ本土での初優勝」というニュースを早く届けてほしいところだ。

文:魚住了

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