マキロイが母国開催の全英オープンへ 6年前の「苦い記憶」を払拭できるか?
今季最後のメジャー、全英オープンが17日に北アイルランドのロイヤル・ポートラッシュGC(7,381ヤード・パー71)でスタートする。同地での開催は2019年大会以来、通算3度目。地元のローリー・マキロイにとっては、6年前の「苦い記憶」を払拭する絶好の機会となる。
マキロイはロイヤル・ポートラッシュGCから約60マイル離れたベルファスト近郊で育ち、16歳だった2005年のノース・オブ・アイルランド・アマチュア選手権で「61」をマークしてコースレコードを樹立。アイルランド中にその名を知らしめた。
そして2019年大会では“地元の星”として優勝候補に挙げられ、母国ファンの大きな期待を一身に背負って臨んだが、初日「79」とまさかの出遅れ。2日目に「65」と巻き返したものの、1打及ばず無念の予選落ちを喫した。
そんなマキロイは今年36歳となり、すでにAT&Tペブルビーチ・プロアマ、ザ・プレーヤーズ選手権、そしてマスターズで優勝。悲願だったキャリアグランドスラムを達成したが、その後は優勝争いに加われず、予選落ちも喫するなど、どこか精彩を欠いたパフォーマンスが続いた。
「この数か月、自分がどれだけ苦しんでいたかは、誰の目にも明らかだったと思う。ずっと口にしてきた目標を達成した。もっと時間をかけて、あの勝利をしっかり噛みしめるべきだった。でも、プロゴルフの世界ではそれがなかなかできない。目まぐるしい日々から離れることが難しいんだ」
それでも“ホーム”である英国に戻り、前週のジェネシス・スコティッシュ・オープンで2位タイと復調。その夜にポートラッシュへ飛び、午前1時にホテルにチェックイン。6時間後には練習ラウンドをスタートさせた。
「バックナインに入る頃にはたくさんのギャラリーがいた。18番のあとに子どもたちがいて、サインして回るのは本当に嬉しいよ。週が進むにつれて、さらに盛り上がっていくと思う。まだまだ自分の中に出せるものがあると感じている。物語はまだ終わっていないんだ」
全英オープンは、スコットランドのロイヤルトゥルーンGCで行われた昨年大会も予選落ちしているが、2022年と2023年にはそれぞれ単独3位、6位タイに入っている。ロイヤル・ポートラッシュでの雪辱、そして母国でのメジャー制覇に向けて、“グランドスラマー”として帰ってきたマキロイがどのようなプレーを見せてくれるかに注目が集まる。