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ケプカの電撃復帰にネット賛否「PGAツアーの完全勝利」「馬鹿げている」

更新日:2026/01/13 14:56
ケプカの電撃復帰にネット賛否「PGAツアーの完全勝利」「馬鹿げている」
メジャー5勝の実績を持つブルックス・ケプカ(写真:Getty Images)

 

 12日、LIVゴルフを離脱したブルックス・ケプカ(米)がファーマーズ・インシュランス・オープン(1月29日~2月1日/カリフォルニア州/トリー・パインズGC サウスC)でPGAツアーに復帰することが決定した。PGAツアーがこの日、トップクラスの実績を持つ選手がツアーに復帰できる新たな制度を発表し、メジャー5勝の実績を持つ35歳が適用第1号となった。

 ケプカの復帰が可能となったのは、PGAツアーが創設した「リターニング・メンバー・プログラム」と呼ばれる枠組みで、「世界最高峰の選手たちが頻繁に同じ舞台で競う姿を見たい」というファンの声を受けて導入されたもの。

 対象は、少なくとも2年以上ツアーを離れ、2022年から2025年の間にマスターズ、全米プロ、全米オープン、全英オープン、ザ・プレーヤーズ選手権のいずれかを制した選手に限られるが、既存メンバーとは異なる条件を受諾すれば、残っている複数年優勝者資格を用いてツアー出場が可能となる。なお、ケプカは2023年の全米プロ優勝により、2028年シーズンまでのPGAツアー出場資格を保持している。

 具体的な条件には、プレーオフシリーズのボーナス分配金からの除外、慈善団体への寄付(500万ドル)、さらにプレーヤー・エクイティ・プログラムへの一定期間の不参加(2026年から2030年までの5年間)などが盛り込まれている。

 エクイティ・プログラムとは、PGAツアーが近年力を入れている制度で、選手がツアーの収益成長の恩恵を受けられる仕組みとされる。その株式取得資格を数年間失うことは、単なる一時的な罰金ではなく、将来的に約5,000万ドルから8,500万ドル相当の利益を得る機会を逃す可能性があるという。ツアー側はこれらの条件について、競争の公平性を保ちつつ、既存メンバーとのバランスを取るための現実的な解決策と位置づけている。

 厳しい経済的条件が課されるものの、昨年末にLIVゴルフを離脱したばかりのケプカの早期復帰を、現地のゴルフファンをどう見ているのか。

 すでに海外最大級のコミュニティプラットフォームである「Reddit」では様々な意見が交わされている。「これはPGAツアーの完全勝利だ」「1人でもこの条件を受け入れた選手が出たことは大きい。次が続けばLIVの存在意義は薄れる」「誰にとってもフェアな落としどころ」「戻ってくるのが楽しみ」「年に4回ではなく、世界最高の選手たちが競い合う姿を毎週見られるのを楽しみにしている」とPGAツアーの新制度を評価し、処分内容も妥当だとする好意的な反応が見られた。

 一方で、否定的な意見も根強い。「彼はLIVと数億ドル規模の契約を結んでいる。実質的な痛みは小さい」「こんなの馬鹿げている」「彼はなぜPGAツアーを離れたのか説明したのか?」「彼がすべてのグリーンで3パットすることを願う」「予選落ちして、山積みのお金の中で泣く姿を見るのを楽しみにしている」という冷ややかな反応に加え、「いっそのこと『ケプカ、ラーム、デシャンボー、スミス・ルール』に改名すればいい」と、スター選手向けの特例措置に過ぎないという声もあった。

 ケプカがLIVゴルフを離脱し、PGAツアーへの復帰を決めたことは、両ツアーの対立構造が新たなステージに入ったことを意味する。この日発表となった制度は2026年シーズン限定での実施となるが、資格条件を満たすジョン・ラーム(スペイン)、ブライソン・デシャンボー(米)、キャメロン・スミス(豪)の今後の動向に大きな注目が集まることは間違いないだろう。

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