33~46インチ対応のゼロトルク設計 テーラーメイド「Spider ZT」パターが新登場
テーラーメイド ゴルフ(株)は、人気の「Spider」シリーズに新たなモデル「Spider ZT」パターを追加すると発表した。発売日は2025年7月4日を予定しており、数量限定で販売される。
Spider ZTは、ゼロトルク設計を特徴とし、あらゆるパッティングストロークに対応。リーディングエッジから25mm後方に、1度傾斜したシャフトを重心位置から挿入することで、フェースのスクエアな状態を保ち、トルクを最小限に抑える。これにより手の操作を軽減し、再現性と方向性を高める設計となっている。
ヘッドは高密度ステンレススチール(303SS)と航空宇宙グレードの軽量アルミニウム(6061)を組み合わせたマルチマテリアル構造。適切な重量配分と慣性モーメントの向上により、ストローク中の安定感を実現している。
ソール形状は新たにキャンバーを改良し、ホーゼル位置と連動することで自然なストロークをサポート。セットアップ時のフェースアライメントも容易になる。
フェース上部にはトゥルーパスアライメントを再設計し、ボール幅に合わせたミルド加工を施したラインを配置。アライメント精度を向上させ、構えやすさと正確性の両立を図った。
フェースインサートにはSurlynとアルミニウムの複合素材を用いたPure Rollを採用。45度の溝により効率的に順回転を生み出し、滑らかな転がりを可能にしている。
長さは33、34インチのスタンダード、36、38インチのカウンターバランス、46インチのロングモデルと用意されており、それぞれに適した重さとグリップを組み合わせて安定性と再現性を強化している。
すでにSpider ZTは米男女ツアーで勝利を挙げており、その性能の高さがツアーでも証明されている。
価格はスタンダードが66,000円(税込)、カウンターバランスが71,500円(税込)、ロングが77,000円(税込)。専用マグネットタイプのヘッドカバー付きで、レフトハンドモデルの展開はない。