さくら好位置キープ! 藍、無念の予選落ち
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/04/03 12:22
運命のライバルが明暗を分けた。
現地時間2日に行なわれた米女子ツアーの今季メジャー初戦クラフト・ナビスコ選手権(カリフォルニア州ランチョミラージュ、ミッション・ヒルズCC)第2ラウンド。初日出遅れた宮里藍は、この日も1番でいきなりダブルボギーを叩く波乱の滑り出し。前日に続きバーディを1つも奪えず3ボギー、1ダブルボギーの5オーバー77と乱れ、通算7オーバー80位タイで無念の予選落ちを喫した。
池絡みの最終18番パー5。もしバーディが獲れればカットラインぎりぎりでの予選突破も有り得る展開。ところが「行けそうな気持ちになって(2オンを)狙ってしまった。でも、やっぱり難しかった」とダメ押しのボギー。開幕2連勝で周囲からの期待が高まり、これまでメジャーでは唯一ベスト10入りしていない苦手の今大会で上位進出を目論んだ。ところが「もう少しパットを入れたかった」と得意のはずのショートゲームが影を潜め、最後まで“らしさ”を発揮することは出来なかった。
「これが現実。自分をコントロールするには、まだまだ力不足。きちんと自分の中で消化したいと思う」と敗戦を噛み締め前を向いた。
対する横峯さくらはショットは今ひとつながら肝心なところでパットを決めて3バーディ、2ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、通算3アンダー単独9位の好位置をキープ。「海外で経験を積んで自分のレベルを上げて行きたい」という目標を着々とクリアしつつある。