ツアー未勝利キムが首位浮上! L.オチョア1差
ツアー初優勝を狙うキム・ソンヒ(韓)がノーボギーの完璧なゴルフで単独トップに躍り出る中、一昨年の今大会覇者ロレーナ・オチョア(メキシコ)が1打差でピタリとキムを追っている。
米女子ツアーの今季メジャー初戦クラフト・ナビスコ選手権は現地時間2日、カリフォルニア州ランチョミラージュのミッション・ヒルズCCを舞台に第2ラウンドを行い、初日3位タイにつけていたキムが4アンダー68をマーク。通算7アンダーまで伸ばしてトーナメントをリードした。
首位と1打差の2位タイにオチョアの他、カレン・スタップルス(英)、クリスティ・カー(米)のいずれもメジャー優勝経験者が続いており、通算5アンダーの5位タイにカリー・ウェブ(豪)ら豪華なメンツが上位を賑わしている。初日トップのスーザン・ピーターセン(ノルウェー)はスコアを落とし、通算4アンダーでヤニ・ツェン(台)と同じ7位タイに後退。さらに1打差(通算3アンダー)の単独9位に横峯さくらがつけている。
デビュー4年目のキムはこれまで度々優勝争いを繰り広げ、昨年は賞金ランク11位に食い込むなど実力はお墨付き。ところが肝心なところで詰めが甘く、これまで何度もチャンスを逃し、残念ながら勝利にはまだ手が届いていない。そこで最近、宮里藍が師事するメンタルコーチのピア・ニールソン女史とリン・マリオット女史に就いてメンタル強化に着手。「ネガティブなことを考えやすい性格なのですが、ピアとリンがポジティブでハッピーなことを考えなさい、と言うので、大好きなフローズンヨーグルトのことを考えながらプレーしています(笑)」と笑顔で語った。メジャーの舞台で初勝利なるか? キムの決勝ラウンドでのプレーに注目だ。
その他、注目のミッシェル・ウィー(米)は通算2アンダーで10位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのブリタニー・リンシコム(米)は通算イーブンパー19位タイ。
日本勢最高位は横峯の9位。三塚優子と有村智恵が通算1オーバー24位タイにつけたが、諸見里しのぶは通算4オーバー53位タイ。常駐組の宮里美香は通算5オーバー60位タイ、上田桃子は通算6オーバーのカットラインぎりぎり(66位タイ)で予選をクリア。しかし開幕2連勝の宮里藍は、2日間ノーバーディと不本意な結果に終わり、通算7オーバー80位タイで決勝ラウンド進出を逃した。