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A.キム、2年ぶりVなるか? B.モルダーと首位並走

更新日:2022/10/26 00:57
A.キム、2年ぶりVなるか? B.モルダーと首位並走

 

 アンソニー・キム(米)に久々優勝のチャンスが訪れた。

 米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープン(テキサス州レッドストーンGC)は現地時間3日、第3ラウンドの競技を終了。4位タイからスタートしたキムがショットに苦しみながらも3アンダー69にスコアをまとめ、通算10アンダーで前日のトーナメントリーダー、ブライス・モルダー(米)と並び首位の座を分け合った。

 2打差の3位タイにボーン・テイラー(米)とジョー・オギルビー(米)の2人。通算7アンダー5位タイにリー・ウェストウッド(英)、ジェフ・マガート(米)らが続き、テキサス出身のジャスティン・レナード(米)、メジャー3勝のパドレイ・ハリントン(アイルランド)らが、通算6アンダー8位タイにつけている。

「3日目を終えてこのポジション(トップ)に居るのは本当に久し振りだから、何だか不思議な気分」と言うのは、パー3を除く14ホール中、フェアウェイをキープしたのが3ホールだけと、ドライバーが乱れに乱れながら首位タイに浮上したキム。08年に2勝を挙げ一躍ポスト“タイガー・ウッズ(米)”の旗手と騒がれたが、以降ケガに泣かされ優勝戦線から遠ざかっていた。

「今朝はいつもと違うベッド位置で目覚めたし、ティーショットは曲がるし、いったいどうしちゃったんだろう? と思うことばかり。でも逆境の中でこうしてスコアでまとめられたのは、色々な経験を積んで忍耐強くなった証拠。悪いことばかりじゃない」と、我慢のゴルフを貫き納得の表情を浮かべたキム。

 もう1人のリーダー、モルダーは最終ホールで池につかまりながら、パーをセーブする粘りを発揮し、初優勝への執念を見せつけた。もし勝てば母校ジョージア工科大に近いオーガスタで行なわれる次週のマスターズへの出場権を獲得することが出来る。夢にまで見た大会への切符を手に入れるため、モルダーも負けてはいられない。

 また前日58位タイに後退したフィル・ミケルソン(米)はこの日1アンダー70で回り、通算1アンダー37位タイに再浮上。しかし首位タイとは9打差あり、優勝は絶望的だ。

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