桃子、意地のイーグルで急浮上!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/04/04 10:04
横峯さくらと有村智恵がトップ10圏内(ともに9位タイ)をキープしたムービングデー。上田桃子がアメリカ常駐組の意地を見せつけた。
現地時間3日に行なわれた米女子ツアーの今季メジャー初戦クラフト・ナビスコ選手権(カリフォルニア州ミッション・ヒルズCC)第3ラウンド。前日66位タイとカットラインぎりぎりで予選を通った上田は、この日出だしの1番で幸先の良いバーディを奪うと、続く2番パー5で渾身のイーグル奪取に成功。3番をボギーとしたものの、後半でも3つのバーディ(1ボギー)を重ね、前日より10ストローク良い4アンダー68でホールアウト。通算2オーバーまでスコアを戻し、37ランクアップの29位タイへ急浮上した。
今季の上田は「アメリカで勝つ」と公言してツアーに挑んでいる。しかし大事なメジャーの2日目『78』とスコアを崩してあわや予選落ちの危機に陥った。このままでは終われないと気合いを入れ直した3日目、持ち前の爆発力を発揮し順位を上げた。
また同じく常駐組で前日まで低迷していた宮里美香が6バーディ、3ボギーの3アンダー69と、3日目にして初の60台をマーク。通算2オーバーは上田と同じ29位タイに浮上した。
諸見里しのぶも3日間で初めてアンダーパーをマーク(1アンダー71)。通算3オーバーは37位タイと前日の53位タイから大きく順位を上げた。
スコアを伸ばした日本勢の中で唯一崩れたのが三塚優子。前日『71』で回り24位タイへ順位を上げていたが、3日目はスタートホールからボギーが先行し、終盤の14番から4ホールで5つスコアを落とす大乱調。7オーバー79を叩いて通算8オーバー69位タイに急降下している。