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“AK時代”到来か? A.キムが猛チャージで3位入賞

更新日:2022/10/26 00:57
“AK時代”到来か? A.キムが猛チャージで3位入賞

 

 AKの愛称で親しまれているアンソニー・キム(米)が、怒濤のバーディラッシュで単独3位に食い込んだ。

 現地時間11日に行なわれた第74回 マスターズ(ジョージア州オーガスタナショナルGC)最終ラウンド。この日9位タイからスタートしたキムは前半で2つスコアを伸ばすと、13番からの4ホールでバーディ、バーディ、イーグル、バーディの猛攻を見せ、4ホールでスコアを5つ伸ばし、ベストスコアに並ぶ7アンダー65と爆発した。通算12アンダーは優勝したフィル・ミケルソン(米)に4打差、3位の好成績。

「前半はじりじりするような展開が続いた。でも何かきっかけがやって来るのを待っていたら13番のバーディで流れが来た。良いゴルフが出来て嬉しい」と納得のゴルフに声を弾ませたキム。さらに「フィル(ミケルソン)とリー(ウェストウッド/英)が良いプレーをしていたので、こっちは出来るだけバーディを獲っていこうと思っていた。こういうゴルフがマスターズのバックナインで出来て誇りに思う」とも付け加えた。

 2年前、2勝を挙げて一躍トッププロの仲間入りを果たしたキムだが、昨年はケガに苦しみ良いところなく賞金ランクも急降下。「自分はこんなところで燻っている人間じゃない」と全てに文句をつけ不満を爆発させていたと言うキムだが、「何もしないで結果だけ求めたって、その思いが叶うわけじゃない」と気持ちを改め、黙々と練習を積んで来た成果が最終日に形になった表れた。「今週は耐えることを学んだ。このコースは自分に合っている」と言うキムは、今後立派な優勝候補のひとりになりそうだ。

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