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服部がトップタイ浮上! 有村は後退

更新日:2010/04/24 20:33
服部がトップタイ浮上! 有村は後退
2日連続 『68』 と好調の服部。2008年以来となるツアー2勝目に向け、トーナメントリーダーとして最終日に臨む。(写真提供:ISM)

 

 国内女子ツアーのフジサンケイレディスクラシックは24日、静岡県にある名門・川奈ホテルゴルフコース富士Cを舞台に第2ラウンドの競技を終了。トップと1打差の単独2位からスタートした服部真夕が2日続けて4アンダー68の好スコアを叩き出し、通算8アンダーで宋ボベ(韓)と並びトーナメントをリードした。

 前日1イーグル、2バーディで絶好のポジションを確保した服部。天候がやや回復したこの日も、スタートホールの1番から連続バーディを奪うと、さらに11番までに3バーディ(1ボギー)を重ねトップに肩を並べた。スコアを伸ばしたい12番パー5で2つ目のボギーを叩いたが、ショートホールの17番でバーディを取り返し最高の形で最終ホールを迎えた。

 川奈を象徴する深いバンカーが待ち受ける18番パー4。ティーショットが右にプッシュアウトした服部は、ラフからのセカンドショットがショートし、グリーン手前の背丈より深いバンカーにつかまった。それでもそこからナイスリカバリーショットを披露すると、5メートル前後と難しい距離のパーパットを沈め通算8アンダーでフィニッシュ。「(優勝を)意識せずに自分のプレーができれば良いと思っていた。最終日をトーナメントリーダーで出るのは初めて。(プレッシャーには)強くないと思うけれど、明日は攻めていきたい」とツアー2勝目に闘志を燃やした。

 一方、初日に続き2日目も同組で回った横峯さくらと諸見里しのぶは、最後まで停滞した流れを変えられずにスコアが伸び悩んだ。「本調子ではない」と言う諸見里が最終ホールでスライスラインを読みきりバーディパットを沈め1アンダー71、横峯は出入りの激しいゴルフながらイーブンパー72としてこの日を終了。諸見里が8位タイ(通算2アンダー)、横峯も14位タイ(通算1アンダー)で上位に名を連ねているものの、首位を走る2人がスコアを伸ばしているため、逆転優勝は厳しくなった。

 その他、服部らと3打差の単独3位にオーストラリア出身のニッキー・キャンベルが続き、さらに1打遅れた通算4アンダー4位タイに復活を期す三塚優子、ベテランの米山みどり、茂木宏美、藤本麻子の4人。前日3位タイの好スタートを切っていた有村智恵は、16番で木に2度当ててダブルボギーを喫するなど1オーバー73とスコアを崩し、諸見里らと同じ8位タイに後退している。

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