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J.ボーンが完全V! 今田は43位タイ

更新日:2022/10/26 00:57
J.ボーンが完全V! 今田は43位タイ

 

 ジェイソン・ボーン(米)が初日から単独首位の座を守りきり、完全優勝を達成した。

 米男子ツアーのチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズは現地時間25日、ルイジアナ州TPCルイジアナを舞台に、日没サスペンデッドとなっていた第3ラウンドの続きと最終ラウンドを行った。前日まで暫定ながら単独トップに立っていたボーンが、終盤4ホールで3バーディを奪うなど要所で勝負強さを見せつけ、通算18アンダーの好スコアで約5年ぶりとなるツアー通算2勝目を挙げた。

 最終ホールの18番パー5、第3打があわやカップインかと思わせるスーパーショットを放ったボーンは、その瞬間勝利を確信したかのように拳を天に突き上げた。最後は熱狂するギャラリーを自らあおるような仕草でタップインバーディを沈め、4日間一度も首位の座を譲ることなく72ホールを完走。アラバマ大学在学中の1992年、賞金100万ドル(約9,400万円)がかけられたホールインワンコンテストで見事ホールインワンを決めた強運の男が、ついに2005年のB.C.オープン以来5年ぶりの優勝を飾ったのだ。

 今週叩いたボギーはわずか4個。パーオン率、平均パットともにランキングのトップ6以内に入る安定したゴルフで、この日30ホールの長丁場を戦い抜いた。「実感が湧くまであと3週間くらいかかりそうだ。でも凄く嬉しいよ。今週は本当に忍耐強いプレーが出来た。力で何かを引き寄せよう、なんてことは全く考えていなかった。ただ粘り強いプレーを心がけただけ。ジェフ・オーバートン(米)の追撃にはプレッシャーもあったけれど、キャディが『我慢してください』と言うから、その指示に従った」と、久々の勝利に相好を崩したボーン。前日37歳の誕生日を迎え、こうして最高の形でトーナメントを締めくくったわけだが「気分は22歳。37歳だなんて思っていない!」と若返り宣言。1日30ホールのラウンドにも「そんなに回った気分じゃない」と豪語し、完全に“ゾーン”に入っていたことが伺える。

 上位陣は、首位と2打差の単独2位にオーバートン、通算14アンダーの単独3位にトロイ・メリット(米)が食い込み、13番パー4でチップインイーグルを奪ったリー・ジャンセン(米)が通算13アンダーの単独4位に入った。

 日本勢唯一の出場で期待された今田竜二だが、最終ラウンドの出だし4ホールで3つのボギーを叩くなどスコアを伸ばせず、通算4アンダーの43位タイで競技を終えている。

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