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日本タイトルで激突! 石川 vs. 池田

2010/05/12 17:44
日本タイトルで激突! 石川 vs. 池田
国内メジャー初戦にホストプロとして臨む池田。写真は日清とのスポンサー契約時のもの。(写真提供:ISM)

 

 昨年、激しい国内ツアー賞金王争いを繰り広げた石川遼と池田勇太が、今季最初の日本タイトル目指して火花を散らす。

 13日開幕の日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯(長崎・パサージュ琴海アイランドGC)は、昨年池田がツアー初優勝を飾り、躍進の原動力となった大会。同時に今季最初の公式戦でもあり、今年が78回目の開催となる日本最古の歴史あるもの。優勝者には翌年から5年間のツアー出場権が与えられるとあって、池田は連覇に、石川は初の日本タイトルに向けて意欲を燃やしている。

 2週前の中日クラウンズ最終日に世界記録の「58」を叩き出して今季初優勝した石川は、大会前日のプロアマで新しい攻略ルートを発見。395ヤードの7番パー4で林越えの1オン狙いを宣言。関係者をあわてさせた。アグレッシブなプレーでコースを責め続ける気持ちを原動力に、ビッグタイトルに挑む。

 一方の池田は相変わらずのマイペースだが、ディフェンディング・チャンピオンである他にも思い入れが強い理由がある。これまで公式戦として冠スポンサーをつけずにきた今大会だが、背に腹は替えられず、特別協賛として日清食品が冠についた。昨年のシーズン中に、大会スポンサーとなることを発表した後、同社はフリーだった池田と所属契約を締結。池田は今季、看板賞品“どん兵衛”の顔としてツアーを戦っているのだ。

 昨年の賞金王争いは石川に軍配が上がったが、今季そろって出場したマスターズでは、初出場の池田が予選を突破して差をつけた。その一方、国内では中日クラウンズを制し、センセーションを巻き起こした石川が一歩リードしている。だが、シーズンはまだ始まったばかり。78人目の大会王者となるのは誰か。熱い戦いから目が離せない。

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