朴セリ、L.オチョアの引退に言及
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/05/15 10:53
現地時間14日に行なわれた米女子ツアーのベル・マイクロLPGAクラシック(アラバマ州RTJゴルフトレイル)第2ラウンドに6アンダー66をマークし単独トップに浮上した朴セリ(韓)が、ロレーナ・オチョア(メキシコ)の引退について口を開いた。
「オチョアの気持ちはよく分かる」と言う朴は、90年代後半、韓国勢のパイオニアとしてデビューしたその年にメジャー2勝を飾り一躍時の人に。彼女の活躍に刺激された申智愛(韓)ら若い世代が現在LPGAツアーを席巻しているのはご存知の通りだ。ゴルフ後進国だった韓国を、ゴルフ先進国に導いたのが朴なら、メキシコにゴルフ旋風を巻き起こしたのがオチョア。共通点のある2人だけに朴は「オチョアと同じこと(引退)を考えたことはある」と打ち明ける。
「年間300日、旅から旅へのホテル暮らしを続けていると、正直辞めたくなることもある。ファンに囲まれ、一見華やかな暮らしに見えるけれど、実際はとても孤独。でも今はまだゴルフへの愛情が衰えていない。それがあるから現役を続けている。いずれはクラブを置いて普通の人になる日が来るのだろうけれど、今はまだその時期ではない」と朴。
28歳で引退を決意したオチョアは「普通の人になりたい」と言って第一線を退いた。朴の言葉からは勝負の世界の厳しさが伝わって来る。