日本勢全滅! 藍&桃子韓国勢に敗れる
宮里藍が伏兵にまさかの逆転負けを喫した。
今季米女子ツアー唯一のマッチプレートーナメントであるサイベース・マッチプレー選手権は現地時間21日、ニュージャージー州ハミルトン・ファームGCを舞台に2回戦の16マッチを終了。ツアー2年目のM.J.ハー(韓)と対戦した世界ランキング2位の宮里は、接戦の末に最終ホールで相手にバーディを奪われ1ダウン。2回戦で早くも姿を消した。
終盤まで2アップとリードしながら、上がり3ホール連続バーディを奪ったハーにまさかの逆転負け。それでも宮里は「凄く良いプレーをすることが出来ました。5バーディ、ノーボギーの内容ですから。勝負の鍵になったのは15番。1.5メートルのバーディチャンスを外したのが敗因です。そこでポイントを獲っていれば…。その後、16、17、18番でバーディと(ハーに)素晴らしいゴルフをされました。良いゴルフをしたけれど、相手の方が上だったから納得です」と前向きな感想を口にした。
マッチイーブンで迎えた最終18番。宮里とハーはほぼ同じラインのバーディチャンスにつけたが、宮里の方が遠かったため先にパットを打ち、それを外したのを見たハーがきっちりバーディを決めた。「相手にラインを見せてあげた? いえ、自分は凄く良いストロークをしたので、外れたのは運だと思います。そのあとの彼女のパットは凄くプレッシャーがかかったはず。それを沈めたのですから素晴らしい」と相手を讃えることを忘れない。メキシコ、日本、アメリカと続いた宮里の4連戦は、マッチプレー2回戦で幕を閉じた。
一方、上田桃子はキム・ソンヒ(韓)に3アンド1で敗れ3回戦進出ならず。中盤までマッチイーブンが続いたが9番、10番、11番を連取したキムが勝負を決め、上田も悔しい2回戦敗退となった。これで3名出場していた日本勢は全員が姿を消した。