申、M.ウィーら本命どころが順当勝ち
世界ランキング1位の申智愛(韓)、同8位のミッシェル・ウィー(米)らが順当に3回戦へ勝ち上がった。
現地時間21日に行われた米女子ツアーのサイベース・マッチプレー選手権(ニュージャージー州ハミルトン・ファームGC)2回戦。優勝候補の一角である申は、母国の先輩・韓煕円(韓)を3アンド1で下しベスト16入りを果たした。「久し振りに仲の良い韓さんと一緒に回れて楽しかった」と、終始落ち着いたプレーで相手を一蹴。ロレーナ・オチョア(メキシコ)から世界ランク1位の座を奪った直後の大会だけに、プレッシャーがかかるのかと思いきや「周りからNo.1、No.1と言われるのは嬉しいです。でもNo.1になったからといって、何も変わったことなんてありませんよ」と普段通りの堅実なゴルフを貫いている。
「これからの目標は出来るだけ長く世界No.1の座を守ること」と大きな熱意を内に秘める申。22日の3回戦では、初戦でブリタニー・リンシコム(米)を撃破し勢いに乗るルーキーのベアトリズ・リカーイ(スペイン)と対戦する。
また、“元祖天才少女”ことウィーは朴ヒーヨン(韓)相手に5アンド4の圧勝。「大差で勝ったからといって、決して易しい試合ではありませんでした。マッチプレーは何が起きるか分からないから、とにかくフェアウェイをキープしてグリーンに乗せ、確実にパットを決める。ただそれだけを考えてプレーしなくては…」と、3回戦以降の戦いへ向け気を引き締めていた。
その他、世界ランク4位のヤニ・ツェン(台)、国内女子ツアーの公式戦ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップを制したモーガン・プレセル(米)、アメリカ期待の新人アマンダ・ブルーメンハースト(米)らが2回戦で勝利し、ベスト16入りを決めている。
なお、日本人選手では宮里藍と上田桃子が2回戦でともに敗退。大会早々に日本勢全員が姿を消すこととなってしまった。22日には午前中に3回戦が進められ、同日午後に準々決勝の4試合が行なわれる。(STATS-AP)