37歳の苦労人S.カーン、強豪抑え逆転V!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/05/24 10:14
欧州ツアーのフラッグシップトーナメントで、37歳の苦労人サイモン・カーン(英)がおよそ6年ぶりとなる通算2勝目を飾った。
世界ランク上位者が大挙して出場した同ツアーのBMW PGA選手権(英国ウェントワースC)は現地時間23日、最終ラウンドの競技を終了。この日13位タイからスタートしたカーンが5アンダー66の好スコアをマーク。通算6アンダーとしルーク・ドナルド(英)、フレデリック・アンダーソンヘッド(スウェーデン)に1打差をつけ、逆転優勝を飾った。
カーンは世界ランク471位で昨年はシードを獲れず、Qスクール(プロテスト)に逆戻りしており、この勝利は04年のセルティック・マナー以来6年ぶり。5年のツアーシードと今夏セントアンドリュースで行なわれる全英オープンへの出場権も手に入れ「信じられない」を連発した。
「ずっと夢に見たことが現実となった。こうやってトロフィを持ってここに立っているなんて信じられない」とカーン。奇しくも23日は妻の誕生日。これまで苦楽をともにしてきたパートナーにようやく最高のバースデープレゼントを贈ることが出来た。
その他上位は通算4アンダー単独4位にスティーブン・ギャラハー(スコットランド)。通算3アンダー5位ダニー・ウィレット(英)が入ったが、前日トップで初優勝が期待された22歳のクリス・ウッド(英)はノーボギーの6オーバー77を叩き、通算2アンダーでパドレイ・ハリントン(アイルランド)らと並び6位タイに終わった。
世界ランク3位のリー・ウェストウッド(英)は最終日に66で回り、通算1アンダー10位タイで4日間の競技を終了。対照的に同ランク7位のアーニー・エルス(南ア)は1つスコアを落とし、通算3オーバー34位タイにとどまった。