ツアーニュース

22歳J.デイが念願の初V! 池田は50位タイ

更新日:2010/05/24 11:50
22歳J.デイが念願の初V! 池田は50位タイ

 

 22歳のジェイソン・デイ(豪)がついに壁を突き破った。

 米男子ツアーのHPバイロン・ネルソン選手権(テキサス州TPCフォーシーズンズ・リゾート)は、現地時間23日に最終ラウンドの競技を行い、前日単独トップに立ったデイが逃げ切って記念すべき同ツアー初優勝を飾った。

 出だしからバーディとボギーが入り乱れる浮き沈みの激しいゴルフを続けたデイに、初優勝を目前にした最終日最終18番ホール、最後の試練が訪れる。グリーンを狙った第2打があとわずかのところで手前の池の餌食になったのだ。その時点で同組のブレイク・アダムス(米)とは1打差。絶体絶命のピンチかと思われた。ところがアダムスまでもが2打目で池につかまり、このホールで痛恨のダブルボギー。その後デイも4打目を寄せ切れず頭を抱えたが、4メートル強のボギーパットを意地でねじ込み、通算10アンダーでなんとか逃げ切った。

「本当に息の抜けない展開で、最後はもう自分自身との戦いだった。我慢して喰らいついていけて良かった。とうとう(ツアー初優勝を)やってのけた! という気持ちで一杯」と語るデイ。10代の頃から将来を嘱望されたヤングガンがついに念願の初Vをもぎ取り、喜びを爆発させた。ちなみに、オーストラリア勢の優勝は前週バレロ・テキサス・オープンのアダム・スコット(豪)に続き2週連続。

 一方、最終ホールでダブルボギーを叩いたアダムスは通算8アンダーとなり、ジェフ・オーバートン(米)、ブライアン・ゲイ(米)と並び2位タイでフィニッシュ。2日目に『61』をマークしたキャメロン・ベックマン(米)は通算7アンダー5位タイに終わっている。また、今大会最も注目を集めたテキサス出身で16歳のアマチュア、ジョーダン・スピース(米)は最終日にスコアを2つ落とすも通算4アンダーで堂々の16位タイ。地元のギャラリーから喝采を浴びた。

 なお、下位に沈んでいた日本勢は最終日もふるわず。池田勇太が1バーディ、4ボギーの3オーバー73で通算4オーバー50位タイ。今田竜二は2バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの5オーバー75と前日に続く大乱調。通算9オーバー67位タイに終わっている。(STATS-AP)

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 22歳J.デイが念願の初V! 池田は50位タイ
×