P.ミケルソン&日本勢無念予選落ち! 首位はB.モルダー
池田勇太、今田竜二に加え、フィル・ミケルソン(米)までもが予選で姿を消した。
米男子ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアルはテキサス州コロニアルCCを舞台に現地時間の28日、第2ラウンドを行った。初日89位タイと出遅れたミケルソンは出だし直後の2連続ボギーでつまずくと、後半まさかの3連続ボギーで3オーバー73と崩れ、通算4オーバーは113位タイの下位で予選落ち。今大会で優勝すれば初の世界ランキング1位が現実のものとなったが、決勝ラウンドにすら進めず涙をのんだ。敗因はやはり課題のパター。短いパットを外していては勝負にならず、今季11戦目にして初の予選落ちを喫した。
前日久々の好発進を切ったジョン・デイリー(米)が1アンダー69止まりで通算5アンダー27位タイに後退する中、コースレコードに迫る快調なゴルフで単独トップに踊り出たのがブライス・モルダー(米)。最終ホールでおよそ2メートルのバーディチャンスを決め切れず、コースレコードに並ぶことは出来なかったが、8アンダー62の好スコアで通算13アンダーまでスコアを伸ばしトーナメントをリードした。
1打差の2位にジェイソン・ボーン(米)、2打差の3位タイにブライアン・デービス(英)、クリス・ブランクス(米)が続き、次回ライダーカップの米チームキャプテン、コリー・ペイビン(米)が通算9アンダーで、ザック・ジョンソン(米)らと並び7位タイの好位置につけている。
「コースレコード? もちろん分かってた。意識しなかったと言いたいところだけれど、いざ構えたら意識せざるを得なかった」と最終ホールのバーディチャンスを逃し、惜しくも記録に並べず苦笑いのモルダー。ここ4試合で予選落ち3回、最高が41位タイと全く良いところがなかったが、スポーツ心理学者のジオ・バリアンテ氏に師事し「これまでの成績やスイングにこだわらず、とにかく自分のゴルフに徹した」ことで『62』のキャリアベストを叩き出した。前向きになったモルダーが狙うはもちろんツアー初優勝だ。
一方、日本勢は今田竜二が2バーディ、3ボギーの1オーバー71を叩き、通算イーブンパー85位タイで予選落ち。期待の池田勇太はスコアを1つ伸ばしたものの、初日の出遅れが響き通算1オーバー96位タイで決勝ラウンド進出を逃している。