L.ドナルド&R.デービスがトップ並走!
世界ランキング13位のルーク・ドナルド(英)が、トップ10入り目指して挑んでいる現地時間29日開催の欧州ツアーマドリード・マスターズ(スペイン、レアル・ソシエダ・ヒピカ・エスパニョーラ・クラブ・デ・カンポ)でツアー1勝のリース・デービス(ウェールズ)と首位を並走している。
先週のBMW PGA選手権で1打差2位タイに終わったドナルドだが、今週も好調さを維持。通算12アンダーでスタートし、ノーボギーの4アンダー68と安定したプレーを続けてトーナメントリーダーの座を守った。
「先週の失望から立ち直って優勝争いを演じて、自分の特性をもっと見せたい」と意欲満々に語ったドナルド。今大会で2位以内に入れば、リー・ウェストウッド(英)、イアン・ポルター(英)、ポール・ケイシー(英)に続く英国人4選手目のトップ10入りとなるだけに張り切っている。
安定した成績で世界ランキングでは上位にいるドナルドだが、最後の優勝は2006年の米ツアーホンダ・クラシック。欧州ツアーでは2004年オメガ・ヨーロピアン・マスターズ以来、勝ち星から遠ざかっている。久々の優勝で世界ランキングトップ10入り。自分のゴルフさえできれば、十分かなえられる目標に違いない。
一方のデービスはフルシーズン初参戦の今季、すでにハッサンII世トロフィで優勝している。この日も7番でダブルボギーを叩きながら、8つのバーディを奪うなどして5アンダー67で回り通算16アンダー。それでも「まだ土曜日。(優勝までは)長い道のりが残っている」と、気持ちを引き締めた。
7アンダー65の好スコアをマークしたフランセスコ・モリナリ(伊)が、通算14アンダー単独3位から2人を追走。地元勢ではアルバロ・クイロス(スペイン)が8アンダー64の猛チャージを披露し、通算13アンダー4位に続いている。