B.デービス、B.モルダーが初V争い!
米男子ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアル(テキサス州コロニアルCC)は現地時間29日、第3ラウンドの競技を行い、同ツアー初優勝を狙うブライアン・デービス(英)とブライス・モルダー(米)の2人が通算16アンダーで首位に並んでいる。
この日5バーディ、ノーボギーで5アンダー65をマークしたデービスは、3週連続予選落ちという不調から立ち直りつつある。6週前のベライゾン・ヘリテイジでジム・フューリック(米)とプレーオフを演じ限りなく優勝に近づいたが、そのプレーオフで2打罰を喫しあっさりと敗北。その悔しさもあって落ち込んでいたが、今大会では初日の9番でボギーを叩いて以来ノーボギーという安定抜群のプレーぶり。最終日を前にして首位タイの好位置にいるだけに、何とか勝利に結び付けたいところだ。
一方のモルダーは、第2ラウンドで8アンダー『62』の好スコアを叩き出して単独トップに立ち、トーナメントリーダーの座をキープしている。この日の最終18番パー4では、3メートル強のバーディパットがカップをのぞきかけて入らないシーンも見られたが、それでも3アンダー67。こちらもツアー未勝利でプロ唯一の優勝が2006年のネイションワイドツアー(PGA下部ツアー)でのものとあって、レギュラーツアーでの勝利を渇望している。今季はトップ10入り4回とまずまずのプレーを続けているだけに、初の栄冠へ意欲を燃やしている。
上位陣は、トップと1打差の単独3位にザック・ジョンソン(米)、通算14アンダー4位タイにベン・クレーン(米)、ジェフ・オーバートン(米)、ジェイソン・ボーン(米)がつけている。
なお、世界ランクNo.1を目指すフィル・ミケルソン(米)は前日まさかの予選落ちを喫し、第3ラウンドに行われた“ピンク・アウト”(乳がん撲滅キャンペーンのため選手やキャディなどがピンク色のアイテムを身につけるイベント)に参加することはできなかった。だが、サンディエゴの自宅でピンクを身につけると口にしてコースを去っており、乳がんと闘うエイミー夫人との時間を過ごすようだ。
また、今田竜二と池田勇太の日本勢2人も予選落ちしている。(STATS-AP)