C.ウッド急降下、L.ドナルド急浮上!
初日トップのクリス・ウッド(英)が大きく後退する中、前週マドリッド・マスターズで欧州ツアー6年ぶりの優勝を飾ったルーク・ドナルド(英)がリーダーボードを駆け上がった。
同ツアーのセルティック・マナー・ウェールズ・オープン(ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート)は現地時間4日、第2ラウンドの競技を終了。ウッドはダブルボギーを3つ叩く悪夢のラウンドで前日より11打悪い5オーバー76の大乱調。通算1アンダーと順位を20ランク下げて、21位タイに後退した。一方、初日111位タイと大きく出遅れていたドナルドは逆に前日に比べて10打良い6アンダー65の猛チャージ。18番のダブルボギーだけが悔やまれるが、97人をごぼう抜きにし、コリン・モンゴメリー(スコットランド)、ダレン・クラーク(北アイルランド)らと並んで通算2アンダー14位タイに浮上した。
上位はこの日4アンダー67で回ったマーセル・シム(独)とアンドリュー・ドット(豪)が通算6アンダーで首位を分け合い、1打差の単独3位に出場6試合連続予選落ちの泥沼を抜け出したトーマス・ビヨーン(デンマーク)がつけている。また、ベテランのミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、エドアルド・モリナリ(伊)、ソレン・ハンセン(デンマーク)らが通算4アンダー、4位タイ。
かつてベルンハルト・ランガー(独)とのコンビでワールドカップを制したこともあるシムだが、最近は低迷し世界ランクは294位まで落ち込んでいる。「昔はただ勝つことだけを考えていた。トップ10に入ることなんかじゃなくてね。最近、また勝つためのゴルフをしようと思い始めたところなんだ」と言うシムが、今年10月にライダーカップが行なわれる舞台で、04年のダンヒル選手権以来となるツアー通算2勝目を目指す。