止まらない21歳　R.ファウラーが52ホールノーボギーで初V目前！

　21歳の新鋭リッキー・ファウラー（米）がルーキー優勝一番乗りに王手をかけた。

　米男子ツアーのザ・メモリアル・トーナメント（オハイオ州ミュアフィールド・ビレッジGC)は現地時間5日、第3ラウンドの競技を行なったが、前日に引き続き大気の状態が不安定だったため中断を挟み進行が大幅に遅れるアクシデントに見舞われた。

　そんな中、初日の2番ホールでボギーを叩いて以降は52ホール連続ノーボギーの安定したゴルフを繰り広げているルーキーのファウラーが3アンダー69をマーク。通算16アンダーまでスコアを伸ばし、2位に並ぶリッキー・バーンズ（米）、ティム・ペトロビック（米）に3打差をつけて単独トップの座を守った。

「前半は我慢の連続。ショットが良かったのにパットが決まらず我慢するのが大変だったけれど、8番で良い寄せからパーをセーブして流れが変わり、9番のバーディに繋がった」とファウラー。残り18ホールも「ショットが良いので攻めるべきところはきっちり攻め、耐えるところは耐えて全力を尽くしたい」と初優勝に意欲を見せた。

　その他、通算12アンダー、単独4位にジャスティン・ローズ（英）、通算11アンダー、5位にブレンドン・デ・ヨング（ジンバブエ）が続き、今大会3勝の実績を持つケニー・ぺリー（米）が通算9アンダーで、ジム・フューリック（米）らと並び6位タイにつけている。また世界ランク1位浮上の可能性を秘めるフィル・ミケルソン（米）が通算8アンダー、12位タイ。コースレコードにあと1打と迫る『62』で回ったバーンズと同組だったタイガー・ウッズ（米）は5バーディ、1ダブルボギーの3アンダー69をマークし、通算6アンダー、20位タイで最終日を迎えることになった。なお、今田竜二はすでに予選で姿を消している。