藍、無念の予選落ち 美香も急降下
宮里藍が今季2度目の予選落ちを喫した。
米女子ツアーのLPGAステート・ファーム・クラシック(イリノイ州パンサークリークCC)は現地時間11日、第2ラウンドの競技を終了。初日88位タイと出遅れていた宮里(藍)は久々の実戦に試合勘が戻らず、序盤の連続ボギーでつまずくと、後半パー5で計算通りバーディを奪い巻き返すも1アンダー71止まり。通算1アンダー77位タイとなり、カットラインにわずか1打及ばず、今季メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権に続くシーズン2度目の予選落ちが決まった。
また、初日首位に3打差の9位タイと好発進を切っていた宮里美香も、打って変わってこの日は絶不調。出だしの1番でボギーを叩いたあと、5番パー3では痛恨のダブルボギー。中盤3つのバーディを奪い盛り返したが、上がり4ホールでさらに2ボギーを叩いてしまう。結局、初日より8打悪い3オーバー75と大きく乱れ、通算2アンダー61位タイのカットラインぎりぎりで予選突破。決勝ラウンドでの巻き返しを誓った。
上位は風雨の難コンディションの中、2日連続6アンダー66をマークしたM.J.ハー(韓)が通算12アンダーで単独トップ。1打差の2位にエイミー・ヤン(韓)が続き、通算10アンダー3位タイに日米両ツアーで活躍するインビー・パーク(韓)、ナ・エン・チョイ(韓)、クリスティー・カー(米)、エリーナ・シャープ(カナダ)がつけ、相変わらず韓国勢の強さが目立っている。
単独首位に浮上したハーは「ショットは全く安定しなかったけれど、アプローチとパットが冴えていた。チップインバーディが数回出たことで落ち着けた部分もある。明日から緊張すると思うが、結果はどうあれ落ち着いたプレーを心がけたい。それが出来れば結果もついてくるはず」と抱負を口にした。