R.ギャリガスが首位浮上! 今田15位タイに後退
ムービングデーにリーダーボードが大きく入れ替わった。
テネシー州TPCサウスウインドを舞台に行われている米男子ツアーのセントジュード・クラシックは現地時間12日、第3ラウンドの競技を終了。前日までトーナメントをリードしてきたリー・ウェストウッド(英)が失速する中、バックナインで1イーグル、3バーディの猛攻を見せたロバート・ギャリガス(米)が4アンダー66をマーク。通算11アンダーまでスコアを伸ばし、2位のロバート・カールソン(スウェーデン)に2打差をつけツアー初優勝に王手をかけた。
世界ランキング3位のウェストウッドは「スイングがしっくりこなかった」と言うこの日、1オーバー71とスコアを落とし、ヒース・スローカム(米)と並ぶ通算8アンダー3位タイに後退。通算6アンダー5位タイにギャレット・ウィリス(米)、リー・ジャンセン(米)、ショーン・ミキール(米)、ティム・ペトロビック(米)がつけている。
単独トップに浮上したギャリガスだが、「この3日間は体力的にもの凄くつらかった」と顔をしかめる。というのも、先週末に食中毒で体調を崩し、回復しないまま月曜日には1日36ホールの全米オープン予選を戦って試合になだれ込むという強行スケジュール。しかし「今週は何も期待していなかった」と無欲が功を奏したのか、後半だけで4つスコアを伸ばしリーダーボードを駆け上がった。
米男子ツアーでのキャリアベストは3位タイ。下部ツアーのネイションワイドツアーでプレーしていた時も優勝経験がなく、今大会で勝てば32歳にして正真正銘の初優勝。「明日はリーダーボードを見ないようにするよ。見ると他の選手がどんなプレーをしているか気になってしまうからね。ボードを見ずに自分のプレイに集中したい」と語るギャリガスに、果たして勝利の女神は微笑むのか…?
一方、初日から好プレーを続けてきた今田竜二だが、この日は4、5番で連続ボギーを喫するなど苦しい展開。その後持ち直したが、最終18番でティーショットを池に入れてボギーを叩き1オーバー71でホールアウト。通算4アンダーとなり、前日の10位タイから15位タイに後退している。(STATS-AP)