苦難乗り越えたR.カールソン、初の欧州勢チャンプ目指す
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/06/13 12:20
失明の危機を乗り越えたロバート・カールソン(スウェーデン)が大会史上初となるヨーロッパ出身のチャンピオンを目指す。
現地時間12日に行なわれた米男子ツアーのセントジュード・クラシック(テネシー州TPCサウスウインド)第3ラウンド。最終ホールをチップインバーディで締めくくったカールソンは通算9アンダーとし、首位のロバート・ギャリガス(米)に2打差の単独2位に浮上した。もし優勝すれば、1958年に始まり同ツアーで3番目に歴史の長いこの大会において、初の欧州勢チャンピオンの誕生となる。
「こういうプレーが出来て本当に嬉しい」と笑顔のカールソンだが、1年前は永遠に笑顔が消えてしまうような辛い体験をしている。一昨年、スウェーデン人として初の欧州ツアー賞金王に輝きながら、昨年、突如左眼の視力が低下。ストレスが原因と見られる黄斑変性を患い「このままではゴルフを辞めなければならないかもしれない」と引退の危機に立たされた。
賞金王が一転、試合に出ることさえままならない状態が続いたが、休養に努めた結果、昨年11月日本ツアーのダンロップフェニックスで優勝戦線に復帰。プレーオフでエドアルド・モリナリ(伊)に敗れたものの2位に食い込み復活をアピールした。今季は「ゴルフが出来る喜び」を満喫しながら欧州ツアーのコマーシャルバンク・カタール・マスターズで優勝。そして今週、念願の米ツアー初Vが狙える位置まで上り詰めている。苦難を乗り越えたカールソンが最終日どんなプレーを見せてくれるのか注目したい。