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激戦必至の全米オープン 世界3強が激突!

2010/06/17 11:08
激戦必至の全米オープン 世界3強が激突!

 

 世界ランキング上位を巡る熱く激しい戦いが、米男子ツアーの今季メジャー第2戦全米オープン(現地時間17〜20日、カリフォルニア州ペブルビーチGL)を舞台に繰り広げられる。

 2000年にタイガー・ウッズ(米)が優勝して以来のペブルビーチ開催となる同大会だが、今年は優勝候補が絞りきれない状態で幕を開ける。何しろ、現世界ランクNo.1で本来なら優勝候補本命のはずのタイガーが、昨年末から5か月間に及んだツアー出場自粛のブランクから完全復帰を果たせず、スイングコーチのハンク・ヘイニー氏とも決別。いつもなら万全の調整を済ませて乗り込んでくるはずのメジャーの檜舞台に、不安を抱えたままで臨むことになりそうだ。

 これに対するのが、先週米ツアーで久々の優勝を飾るなど目下絶好調のリー・ウェストウッド(英)。現在の世界ランクは3位で、メジャー大会において何度も優勝を争いながら未だビッグタイトルに手が届かないヨーロッパの雄だ。今季メジャー初戦のマスターズでは、最終日を単独トップで迎えながら無念の逆転負けを喫しているだけに、今大会でのリベンジに意欲を燃やしているはず。予選ラウンドの組み合わせはタイガー、アーニー・エルス(南ア)と一緒だが、難コースのペブルビーチを攻略して目の前の強敵を打ち破る心積もりだ。

 一方、世界ランク2位につけているフィル・ミケルソン(米)も、長年夢見てきた世界No.1へのチャンスを逃すつもりはない。今年のマスターズで優勝の原動力となったショートゲームに、カリスマコーチのデーブ・ストックトン(米)と共にみっちり磨きをかけて乗り込んできた今大会。1999年、2002年、2004年、2006年、2009年と計5回も2位(タイ含む)に甘んじてきた雪辱と、乳がんと闘病中のエイミー夫人へ今年2つ目の“プレゼント”として、全米オープン初制覇を何としても達成したいところだ。

 なお、ミケルソンはメジャー通算3勝のパドレイ・ハリントン(アイルランド)、昨年の全米プロゴルフ選手権王者のY・E・ヤン(韓)と同組で予選ラウンドをプレーする。

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