藍、予選落ちの雪辱なるか!? ピンクパンサーも復帰!
先週まさかの予選落ちを喫した宮里藍が、最大のライバル不在の中でメジャー前哨戦に臨む。
米女子ツアーの今季メジャー第2戦LPGA選手権(現地時間24〜27日、ニューヨーク州ローカスト・ヒルCC)を前に、トッププレーヤー達が最終調整を行うのが18日に開幕するショップライトLPGAクラシック(ニュージャージー州ドルチェ・シービューリゾート ベイC)だ。
盲腸の緊急手術で先週の大会を欠場した世界ランキング1位の申智愛(韓)は今週も出場しないが、同2位の宮里(藍)以下、3位のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)、先週の優勝で4位に順位を上げたクリスティー・カー(米)ら、世界ランクトップ10のうち申を除いた9人が出場。ハイレベルな熱戦を展開する。
注目選手は3人。まずは先週のLPGAステート・ファーム・クラシックでカーに敗れたものの、通算21アンダーの好スコアで2位タイに入ったアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)だ。昨年ルーキーながらLPGA選手権を制覇した現世界ランク6位の新鋭が、今年もこの時期に調子の波を合わせてきている。
次に挙げられるのがポーラ・クリーマー(米)だ。メジャー優勝を目標に掲げる実力者だが、今季は開幕戦ホンダPTT LPGAタイランドの初日に69でプレーした後、親指のケガのため戦線離脱。3月末に手術を受けた後はひたすらリハビリと練習に励み、メジャー第2戦直前のこの大会に何とか復帰を間に合わせてきた。“ピンクパンサー”の異名を取り、ハートが強いことでも定評のあるクリーマーだけに、復帰戦でいきなり優勝というサプライズも十分に考えられる。
また、今大会でプロデビューを飾る15歳のアレクシス・トンプソン(米)にも要注目。これまでメジャーの舞台などでその実力は示してきたが、先週行われたアマのライダーカップことカーティスカップで米国チームの勝利に貢献し、満を持してプロ宣言。若さの勢いでデビュー戦優勝を狙う。
日本勢では、先週宮里(藍)が予選落ちする中で30位タイと善戦した宮里美香も参戦。米ツアー初優勝を飾り、メジャーシーズンへ向けて弾みをつけたいところだ。