出たタイガーチャージ! 遼は不調で7位タイに後退
現地時間19日に行われた米男子ツアーの今季メジャー第2戦、全米オープン(カリフォルニア州ペブルビーチGL)は第3ラウンドの競技を終え、前日2位タイのダスティン・ジョンソン(米)が通算6アンダーで単独首位に立った。前日首位のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が通算3アンダーで単独2位。通算4オーバー25位タイからスタートしたタイガー・ウッズ(米)が、5アンダー『66』という驚異的な巻き返しで通算1アンダー単独3位に浮上している。
これこそタイガーチャージだ。2番、3番で連続ボギーを叩きながら、4番から6番まで3連続バーディを奪って取り返す。8番で1つスコアを落とし崩れかけたが、続く9番で「大きかった」というパーセーブ。これで持ち直すと、バックナインに入ってからは一気に畳み掛けた。パットが冴え渡り、11番、13番、16番とバーディを積み重ねる。ぺブルビーチ最難関といわれる17番パー3でも、難しいフックラインを読みきってバーディトライを沈めた。最終18番パー5では、木でピンが見えないような状況から、「本当にうまく打てた」というスーパーショットで2オン。イーグルこそ逃したもののバーディで締めくくり、8バーディ、3ボギーでスコアを通算1アンダーまで伸ばし、一気にリーダーボードを駆け上がった。
首位に2打差の2位タイでスタートした石川遼は、ティーショットこそ安定していたもののアイアンとパットが今ひとつ。寄せきれず、決めきれない我慢のゴルフが続き、1バーディ、5ボギーで4オーバー75。通算3オーバーにスコアを落とし、7位タイに後退した。
その他、ビッグネームのアーニー・エルス(南ア)とフィル・ミケルソン(米)が通算1オーバーで5位タイ。日本勢は、池田勇太が通算9オーバーで42位タイ、藤田寛之が通算10オーバーで49位タイ、谷口徹が通算12オーバーで65位タイとなっている。