遼、無念の『80』に「情けなくて悔しい」
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/06/21 11:13
優勝争いから一転、石川遼のメジャー挑戦は「情けなく悔しい」結果に終わってしまった。
米男子ツアー今季メジャー第2戦の全米オープン(カリフォルニア州ペブルビーチGL)は現地時間20日に最終ラウンドを行い、この日7位タイの好位置からスタートした石川は出だしからボギー発進の苦しい滑り出し。4番では深いラフから空振りしてダブルボギーの『6』を叩くなど9オーバー80の大叩き。通算12オーバーまでスコアを落とし、33位タイで4日間の競技を終えた。
「2日目が終わった時点でアンダーパー。そのスコアを維持していればトップだったんですよね。でもそれだけ難しいコースだったということ。最終日は情けないプレーをお見せしてしまった」と悔しさを滲ませた石川。メジャーの重圧は予想以上だったようで「4日間プレーしてこれだけ疲れたのは初めて。今日はとことんコースの難しさと自分の未熟さを痛感させられました」と肩を落とした。
しかしメジャーで4日間戦い抜いたことは今後につながる。成績も昨年の全米プロを上回るメジャーでの自己ベスト更新。「今出来ることを見つめ直し、しっかり練習して来週から頑張りたい」と、18歳はすでに気持ちを切り替え前を向いた。
その他の日本勢は池田勇太と藤田寛之が通算15オーバー58位タイ。「腑に落ちないゴルフが続いて悔いが残るが、4日間出来たのは良かった」と言ったのは、今大会初参戦の池田。長年の悲願が実り予選会をクリアし出場権をもぎ取った藤田は「やっぱり世界一の素晴らしい大会。またパワーアップしてこの舞台に戻って来たい」と下位に終わり、さらなる挑戦意欲をかき立てられていた。
谷口徹は通算16オーバー63位タイに終わり、矢野東と横尾要は予選で姿を消している。