タイガー&P.ミケルソン逆転ならず仲良く4位タイ
前日猛チャージでリーダーボードを駆け上がり優勝戦線に浮上したタイガー・ウッズ(米)。そのタイガーの永遠のライバル、フィル・ミケルソン(米)はともに優勝まであと一歩と迫りながら栄冠を手にすることは出来なかった。
現地時間20日に行なわれた今季メジャー第2戦全米オープン(カリフォルニア州ペブルビーチGL)最終ラウンド。トップ発進のダスティン・ジョンソン(米)が2番でトリプルボギー、3番でダブルボギーを叩き一気に貯金を吐き出した時点で、3位タイでスタートしたタイガーと6位タイのミケルソンにも逆転の大きなチャンスが転がり込んで来たかに見えた。
しかし1番のボギーでつまづいたタイガーはなかなかチャンスを掴めずズルズルと後退。逆に1番バーディ発進のミケルソンも我慢のゴルフでスコアを伸ばせず、結局ともに通算3オーバー、4位タイで並んでのフィニッシュとなった。
「ガッカリした。昨日はカップの下から良いバーディパットが沢山決まったけれど、今日はチャンスが全部カップの上(下りのパットを残す)。それで、決め切れずに時だけが過ぎてしまった」とタイガー。だが「ショット的には、復帰して以来最高の出来だった。これで戦えるという自信がついた。これでメジャーは2試合終わったけれど、その2つとも勝つチャンスがあった。悪くない状態だよ」と、自信を取り戻した様子。まずは得意のセントアンドリュースで来月行なわれる全英オープン制覇が当面の目標となる。
一方のミケルソンは「ダスティン(ジョンソン)がスコアを落とした時点でチャンスはあると思っていた。でも4番で4.5メートルのイーグルチャンスを外し、バーディパットも入らずパー。凄くフラストレーションが溜まる内容だった。勝ちたかったけれど、それが出来なかった。でもこれが全米オープンなんだね」と悔しさをあらわに。
だが各選手がとことん苦しめられた難コース相手に、例え調子が万全でなくてもトップ5に入るのだから、スーパースターの底力だけはアピール出来たと言えそうだ。