J.ローズ、連日の5連続バーディで独走態勢!
約1か月前に記念すべきアメリカ初優勝を達成したばかりのジャスティン・ローズ(英)が、目の覚めるようなゴルフで4ストロークのリードを奪った。
米男子ツアーのトラベラーズ選手権(コネチカット州TPCリバー・ハイランズ)は現地時間25日、第2ラウンドの競技を終了。首位タイからスタートしたローズは序盤からエンジン全開。インスタートの11番から5連続バーディを奪って飛び出すと、ノーボギーの8アンダー『62』で通算14アンダーまでスコアを伸ばし、2位のケビン・サザーランド(米)に4打差をつけ早くも独走態勢に入った。
実はローズ、初日も13番から5連続バーディを奪っており「同じようなホールで連続バーディ。昨日は後半だったけれど、今日は前半にバーディを量産できて最高の滑り出しだった」と好プレーに声を弾ませる。ショットがことごとくピンに絡み、ほとんどが3メートル以内のバーディチャンスと内容も理想的。
「2〜3メートルのパットを確実に沈めることができているからピンを無理に狙わなくてもいい。余裕を持って攻めているから逆にピンに寄っていく。クラブ選択もグリーンの読みもストロークも全て完璧。“僕の時”が来たのかな」と胸を張る。
しかし、3日目のムービングデーには皆が競ってスコアを伸ばしてくると予測し、気を引き締めることも忘れない。「明日も今日までとやることは同じ。考え方をクリアにして目の前のショットに集中する。先のことは考えず1日1日精一杯やるだけ」。もしローズが勝てば欧州勢が4週連続で米ツアーを制することになる。1か月前のザ・メモリアル・トーナメント制覇で一皮剥けたローズの快進撃がどこまで続くか楽しみだ。
その他上位陣は、通算9アンダー3位タイに次期ライダーカップ主将のコリー・ペイビン(米)、久々上位のビジェイ・シン(フィジー)、チャーリー・ウィー(韓)、ビル・ルンデ(米)といったバラエティ豊かな面々が並んでおり、通算8アンダー7位タイにマット・ジョーンズ(豪)、ボーン・テイラー(米)、グレッグ・チャーマーズ(豪)が続いている。
初日首位タイ発進のパドレイ・ハリントン(アイルランド)はスコアを1つ落とし通算5アンダーで23位タイに急降下。ディフェンディング・チャンピオンのケニー・ぺリー(米)は通算3アンダー48位タイに低迷している。また、初日出遅れた今田竜二はカットライン(通算2アンダー)に4打及ばず予選落ちが決まった。(STATS-AP)