E.エルス予選落ち B.ドレッジが2イーグルで首位堅守!
世界ランキング6位のアーニー・エルス(南ア)がまさかの予選落ちに終わる中、自国開催のライダーカップ(欧米チーム対抗戦)出場を目指し熱く燃えるブラッドリー・ドレッジ(ウェールズ)がトーナメントリーダーの座をキープした。
欧州ツアーのBMWインターナショナル・オープン(ドイツ、ミュンヘン・アイケンリードGC)は現地時間25日、第2ラウンドの競技を行ない、前週全米オープンで3位入賞のエルスがカットライン(通算3アンダー)に1打足りず予選落ちを喫する番狂わせがあった。
そんな中、この日首位タイスタートのドレッジが6番と11番の2つのパー5でイーグルを奪い、5アンダー67をマーク。通算13アンダーとして2位のパブロ・ララザバル(スペイン)に1打差をつけ依然としてトーナメントを引っ張る格好となっている。
今秋、母国ウェールズで行われるライダーカップに何としても出場したいドレッジは、現在ポイントによる出場ランクで29位につけている。選考締め切りまで残り2か月。その間トップ5以内に入らなければ自力での出場の可能性はない。だが全英オープンを含むビッグトーナメントで存在をアピールできれば、キャプテン推薦による出場のチャンスが生まれる。「(初日1イーグルのため)2日間で3つもイーグルを獲ったのは初めて。何か良いことが起こりそうだね」と笑顔のドレッジが今秋を見据え、4年ぶりの欧州ツアー優勝を目指す。
その他、通算11アンダー3位タイにイグナシオ・ギャリド(スペイン)とピーター・ホワイトフォード(スコットランド)。初日45位タイと出遅れていた次期ライダーカップ欧州チーム主将のコリン・モンゴメリー(スコットランド)が4つスコアを伸ばし、通算6アンダーでポール・ケイシー(英)、地元のアレックス・チェイカ(独)らと並び22位タイに浮上。シニアの元賞金王ベルンハルト・ランガー(独)も通算5アンダー33位タイで予選を突破している。