J.ローズ、出場2試合連続Vへカウントダウン!
ジャスティン・ローズ(英)が出場2試合連続優勝に王手をかけた。
米男子ツアーのトラベラーズ選手権(コネチカット州TPCリバー・ハイランズ)は現地時間26日、第3ラウンドの競技を終了。前日単独トップのローズが2アンダー68で回り、通算16アンダーで単独首位の座をキープ。3週間前アメリカ初Vを飾ったザ・メモリアル・トーナメントに続くシーズン2勝目が近づいて来た。
3打差の2位にベン・カーティス(米)が続き、通算11アンダー単独3位にボーン・テイラー(米)。この日6アンダー64と爆発したリッキー・バーンズ(米)が30ランク順位を上げ通算10アンダー4位タイに急浮上。同じ4位タイにシニア入りしているコリー・ペイビン(米)、飛ばし屋のブッバ・ワトソン(米)、マット・ジョーンズ(豪)らがつけている。
また、6アンダー64をマークしたレティーフ・グーセン(南ア)が通算9アンダーで前日の48位タイから11位タイにジャンプアップ。J.J.ヘンリー(米)も64の猛攻で、前日の60位タイから通算8アンダー13位タイに急浮上するなど、3日目のリーダーボードはムービングデーらしくダイナミックに入れ替わった。
しかし、変わらなかったのはローズの安定感。5連続バーディでギャラリーを沸かせた予選ラウンド2日間に比べると爆発力はなかったものの、後続を3打リードする堅実なプレー。それでも本人は「パッティングが悪かった。アプローチは良かったのに、チャンスにパットが入らず残念」と控え目な発言。実は5年前の同大会でも優勝のチャンスがあったのだが、最終日に61の猛チャージをしたブラッド・ファクソン(米)に逆転され、3位に終わった苦い経験がローズにはある。
「5年前は、最終日まあまあ良いプレーをしてアンダーパーでは回ったけれど、結果は勝てなかった。この経験は痛いほど身に沁みている。明日は攻めて行かなければ」と、闘志を燃やすローズ。米ツアー4週連続ヨーロッパ勢チャンピオン誕生なるかにも注目だ。