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全英オープンに日本勢9人が参戦!

更新日:2010/07/15 15:02
全英オープンに日本勢9人が参戦!
2回目の全英オープンに挑む石川。日本勢は9人が出場する。(写真提供:AP Images)

 

 現地時間15日開幕の第139回全英オープン(スコットランド、セントアンドリュース オールドC)に、エース石川遼を筆頭とする9人の日本勢が登場する。

 石川は、6月の全米オープンでは第2ラウンドを2位タイで終えるも最終日に崩れて33位タイフィニッシュ。その教訓から約1か月間、体力増強に努めてきた。今大会では、過去全英オープン5勝を誇り新帝王と呼ばれるトム・ワトソン(米)、2007・2008年大会連覇のパドレイ・ハリントン(アイルランド)らと同組で予選ラウンドをプレーすることが決定。歴代王者のオーラを身近で浴びながらメジャー初優勝を狙う。

 前哨戦となった欧州ツアーのザ・バークレーズ・スコティッシュ・オープンでは、最終日に台風に近い状況下でプレーしプロ最多の10ボギーの8オーバー79という大叩きを演じた石川。その経験を即座に消化し生かすべく、天候が変わりやすく風の強いリンクスには、ロフトが少なく低い球が打てる0番、1番アイアンを持ち込んでいる。

 大会前の公式記者会見では「メジャーに勝つのはいつだって大変なこと。でも、メジャー優勝まで(自分から)100メートル距離があるとしたら、全米オープン後には5〜6メートルは前に近づけたかも」と、着実な進歩をアピールした。

 また、宮本勝昌、藤田寛之の仲良しベテランコンビもそろって参戦。米ツアー常駐経験もある宮本は37歳にして意外にもメジャー初出場だが、終始笑顔で練習ラウンドをこなし好調さをうかがわせた。対照的に同地での2005年以来の出場となる藤田は、練習ラウンドから緊張気味で、1番のティーショットをまさかのチョロ。練習日からギャラリーの多いメジャーの舞台とあって赤面ものだったが、これで逆に緊張がほぐれた気配もある。「まずは予選突破で20位以内。チャレンジャーですよ」と具体的な目標も掲げ、粘りのゴルフを見せてくれそうだ。

 他には池田勇太、小田龍一、小田孔明、谷口徹、宮瀬博文、薗田峻輔も出場。「一日のうちに四季がある」と言われるほど天候の変わりやすいセントアンドリュースで、第1回大会以来150年目という記念の年に日本人初のメジャー制覇を狙う。

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