イム奪首も福嶋が追走! 有村&諸見里はジワリ浮上
国内女子ツアーのスタンレーレディスゴルフトーナメントは17日、静岡県の東名カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日15位タイにつけていたイム・ウナ(韓)が8バーディを奪う猛チャージを見せ、通算7アンダーで単独トップに躍り出た。元賞金女王のベテラン福嶋晃子が1打差の単独2位で続いている。
最終ラウンドを前にして2位の好位置につけた福嶋は、この日序盤からエンジン全開。まずは3番、4番で連続バーディをマークすると、7番からの3連続バーディで一気にリーダーボードを駆け上がる。さらに終盤16番で6つ目のバーディを奪い、首位のイムに並んだものの、最終18番パー5で痛恨のボギー。結局、第1ラウンドと同じ3アンダー69でホールアウトした。18番のミスで単独トップに立つチャンスを逃してしまったが、2年前のこの大会で優勝している福嶋だけに最終日のプレーには注目が集まる。
また、前週米女子ツアーのメジャー最難関・全米女子オープンで決勝ラウンド進出を果たした諸見里しのぶと有村智恵も、この日はともに順位を上げる結果となった。初日15位タイの諸見里は5バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフながら1アンダー71にスコアをまとめ、通算2アンダーで10位タイ。一方、初日35位タイと出遅れていた有村は前半だけで2つスコアを伸ばしたが、後半スコアカード通りのプレーに終わり2アンダー70止まり。それでも通算1アンダーの16位タイまでランクアップしている。
上位陣は、首位のイムと2打差の3位に黄アルム(韓)、通算4アンダー4位に北田瑠衣がつけ、アマチュア出場で大健闘の香妻琴乃ら5人が通算3アンダーで5位グループを形成している。その他、古閑美保が通算4オーバー53位タイでカットラインに1打及ばず予選落ち。今大会で9戦ぶりツアー復帰の三塚優子も通算6オーバー68位タイで予選落ちを喫した。