藍、自身初の米ツアー連覇に挑む！　日本勢17名が参戦

　世界ランキングNo.1に返り咲いたばかりの宮里藍が、自身初となる米ツアー連覇に挑む。

　現地時間22日に開幕する欧米両女子ツアー共催のエビアン・マスターズ（仏、エビアン・マスターズGC）は、昨年宮里（藍）が米ツアー参戦4年目にして悲願の初優勝を飾った記念すべき大会だ。これをきっかけに自信をつけ、今季は開幕からの2連勝を含めすでに4勝。強豪ひしめく米ツアーにおいて賞金ランキングでは堂々のトップに立ち、女王ロレーナ・オチョア（メキシコ）引退後の激しい争いの中、今週はじめに発表された最新ロレックスランキング（女子世界ランキング）では4週間ぶりに1位の座を取り戻した。

　昨年はエビアン・マスターズ優勝直後の全英リコー女子オープンでも3位タイに入っているだけに、今大会はメジャーを見据えた戦いとなる宮里（藍）。ディフェンディング・チャンピオンの特権として、レマン湖ほとりにある超高級リゾートホテルのスイートルームに滞在できるほか、コース往復用の特別専用車も準備されているという。慣れない環境に戸惑いながらも、実力の世界に生きていることを改めて感じながら、さらなる高みへと一直線に突き進む。

　今季メジャー最終戦、全英リコー女子オープン（7月29日〜8月1日／英国、ロイヤル・バークデイルGC）の前哨戦ということもあり、世界のトッププレーヤーたちも勢揃い。LPGA選手権優勝者で現世界ランクNo.2のクリスティー・カー（米）と全米女子オープンを圧倒的な強さで制したポーラ・クリーマー（米）が、大会初日から宮里（藍）と同組で激突する。その他、申智愛（韓）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、ヤニ・ツェン（台）、ミッシェル・ウィー（米）、モーガン・プレセル（米）、カリー・ウェブ（豪）ら世界ランク上位陣がメジャー直前に結果を求めて出場する。

　日本勢では、宮里（藍）以外に16人が大挙して参戦。上田桃子、宮里美香の海外常駐組に加え、国内組からは昨年賞金女王の横峯さくらがエースとして乗り込んでくる。さらに不動裕理、古閑美保、有村智恵、北田瑠衣、飯島茜、上原彩子、馬場ゆかり、佐伯三貴の実力者たちも顔を揃える。そして、今季プロ転向1 年目で国内ツアー初優勝を飾った甲田良美と実力No.1ルーキーの呼び声高い藤本麻子の新人コンビに加え、服部真夕、青山加織、森田理香子といった岡本綾子の弟子三人衆も師匠同伴で金星を狙う。