遼が暫定42位タイ浮上! 暫定トップに平塚
国内男子ツアーの長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップは23日、北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブを舞台に荒天サスペンデッドとなっていた第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、日没前に全選手ホールアウトできず2日連続のサスペンデッドが決定した。
上位陣はいずれも第2ラウンドを回り終えた選手で、通算10アンダー暫定トップに平塚哲二、1打差の暫定2位タイに薗田峻輔とチョ・ミンギュ(韓)がつけ、矢野東と金庚泰(韓)が通算7アンダー暫定4位タイに続いている。
視界不良となるほどの濃霧に見舞われた前日の第1ラウンド。インスタートから8ホール消化の石川遼は悪天候に苦しめられ、3オーバー暫定70位タイと低迷していた。一夜明け迎えたこの日はまさに心機一転、早朝6時30分に18番パー5からプレーを再開。ここで2オンに成功すると、難しいイーグルパットを沈め最高の形で2日目をスタートさせる。その後3番でバーディを奪いスコアをイーブンに戻したが、5番でティーショットを池に入れボギー。最終9番では痛恨のOBから再びボギーを叩き、結局2オーバー74の54位タイで第1ラウンドを終えることとなった。
引き続き行われた第2ラウンド。序盤の3番で幸先良くバーディを先行させた石川だったが、パットに苦しみ9番まではパーが続く展開。ところが、バックナインに入り10番のバーディでようやく通算イーブンパーとすると、13番、15番でも快調にスコアを伸ばしてゆく。17番で3パットからボギーを叩くも、わずか数時間前にイーグル奪取に成功していた最終18番で、後半4つ目のバーディを奪いホールアウト。第2ラウンドで5バーディ、2ボギーの3アンダー69をマークし、通算1アンダー暫定42位タイで予選突破を確実にした。
その他、第1ラウンド終了時点で単独首位に立った星野英正は第2ラウンド伸び悩み、通算6アンダーの暫定6位タイに後退。薗田、石川と同じ全英オープン出場組では、宮瀬博文と小田龍一が通算3アンダー23位タイと奮闘する一方、宮本勝昌(通算1オーバー暫定61位タイ)、谷口徹、藤田寛之(ともに通算2オーバー暫定69位タイ)、小田孔明(通算3オーバー暫定79位タイ)は苦戦を強いられている。