R.フィッシャー逃げ切りV! P.ハリントンの追撃かなわず
更新日:2010/08/02 09:19
掲載日:2010/08/02 08:15
地元のヒーローのチャージに地響きのような歓声が会場を包む中、29歳のロス・フィッシャー(英)が逃げ切って栄冠をつかみ取った。
欧州ツアーの3アイリッシュ・オープン(アイルランド、キラーニーG&フィッシュングC)は現地時間1日、最終ラウンドを行ない、2日目に『61』と爆発して以来首位を守り続けたフィッシャーが、6アンダー65の快調なゴルフで通算18アンダーまでスコアを伸ばして今季初優勝、ツアー通算4勝目を飾った。
逃げ切りVにホッと胸をなで下ろしたフィッシャー。「こんなに豪華な顔ぶれの中で勝つことが出来て嬉しい」と言ったのは、パドレイ・ハリントン(アイルランド)の追撃をかわすことが出来たから。メジャー3勝の実績を持つ地元の星はこの日、序盤からバーディ攻勢をかけてノーボギーの7アンダー64と爆発。特に16番パー5でイーグルを奪ったときには、2007年以来となるアイリッシュ・オープン2勝目に期待がかかりギャラリーを熱狂させた。
しかし最後はフィッシャーに2打及ばす通算16アンダーでホールアウト。「全体的にチャンスがたくさん作れて、気持ち良くゴルフをすることが出来た。少し結果を求め過ぎた部分があるので、今後はあまりイライラせず、なるようになると流れに身を任せたい」とシーズン終盤に向け抱負を口にした。
その他上位は、通算14アンダー3位タイにゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)とクリス・ウッド(英)が入ったが、最終日2位タイからスタートしたフランセスコ・モリナリ(伊)はスコアを1つ落とし、通算10アンダー単独8位にとどまった。また期待のローリー・マッキルロイ(北アイルランド)は最終日もスコアを伸ばせず、通算2アンダー35位タイに終わっている。