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S.アップルビー、驚異の『59』で大逆転勝利!

更新日:2010/08/02 09:19
S.アップルビー、驚異の『59』で大逆転勝利!

 

 スチュアート・アップルビー(豪)が最終日にゴルファーの夢である“50台”をたたき出し、7ストロークの大差をひっくり返す大逆転勝利を収めた。

 米男子ツアーのザ・グリーンブリア・クラシックは現地時間1日、ウェストバージニア州のザ・オールド・ホワイトCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日通算11アンダー8位タイからスタートしたアップルビーは前半9ホールで6バーディを奪う猛攻を見せると、12番パー5でイーグル奪取、さらに上がり3ホール連続バーディで11アンダー『59』をマークした。

 最終18番ホールでの3メートル強のバーディパットは、同組で回っていた選手が「完全に“ゾーン”状態になっていたから絶対に入ると思った」と確信するほどの集中力を発揮。実に60年ぶりとなるコースレコード樹立のおまけつきでスコアを通算22アンダーまで伸ばし、ツアー初Vを狙って単独首位からスタートしたジェフ・オーバートン(米)に1打差をつけ栄冠に輝いた。オーバートンは通算18アンダーから出るも最終ラウンドで3アンダー67にとどまり、7打離していたアップルビーに逆転を許す結果となってしまった。

「とても心地好くラウンドを回れた。こういう結末で良かった」と喜びを噛みしめた39歳のアップルビー。決勝ラウンドの2日間をノーボギーで回った彼にとって、この勝利は06年のシェル・ヒューストン・オープン以来4年ぶりツアー通算9勝目。『59』は史上5人目で、最近では今年7月のジョン・ディア・クラシック初日にポール・ゴイドス(米)がマークしている。

 その他、通算17アンダー単独3位にブレンドン・デ・ヨング(ジンバブエ)が入り、通算15アンダー4位タイにウッディ・オースティン(米)、ポール・スタンコウスキー(米)ら5人。初日首位タイ発進で心臓移植手術を2度経験している苦労人エリク・コンプトン(米)は、最終日に7オーバー77を叩き通算4アンダー73位タイに終わった。なお、日本勢唯一出場の今田竜二は予選で姿を消している。 (STATS-AP)

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