日本勢全滅か!? 全米プロは2日連続サスペンデッド
難コースと厳しいコンディションの中、日本の精鋭5人は手も足も出ない状態が続いている。
米男子ツアーの今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権(ウィスコンシン州、ウィストリング・ストレイツ)は現地時間13日、順延となっていた第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、濃霧による視界不良の影響で2日連続サスペンデッドが決まった。
日本勢のうち、この日第2ラウンドをホールアウトできたのは池田勇太と小田孔明の2人だけ。第1ラウンドを1アンダー71で回り22位タイでホールアウトした池田だったが、続く第2ラウンドで上がり4ホール中3ホールをボギーとし、3オーバー75を叩いて後退。通算2オーバー暫定77位タイまで順位を落とし、現時点でのカットライン通算1オーバーに1打足りない状況だ。しかし、まだ50人以上の選手が第2ラウンドの競技を残しており、予選突破へ望みはつないでいる。
一方、小田は6オーバー78の第1ラウンドに続き、第2ラウンドでも5ボギー(3バーディ)とふるわず、通算8オーバー暫定133位タイと予選落ちは確実。また、昨年に続く全米プロ決勝ラウンド進出を目標に掲げる石川遼は、第2ラウンドの11ホールまで消化して2バーディ、3ボギーの1オーバーと苦戦を強いられており、通算5オーバー暫定115位タイに低迷。同じ暫定115位タイに第2ラウンドで3つスコアを落とした平塚哲二(8ホール終了)がつけ、ベテランの藤田寛之(9ホール終了)は通算4オーバー暫定103位タイと、いずれも予選通過が難しい位置にとどまっている。
なお、暫定トップは第2ラウンドをホールアウトしたマット・クーチャー(米)で通算8アンダー。その他、フィル・ミケルソン(米)は通算2アンダーで暫定18位タイ、タイガー・ウッズ(米)は第2ラウンドの6ホール終えて通算1アンダー暫定37位タイにつけている。